フィリピンの子どもに絵本の読み聞かせ

公開日 : 2017年08月03日
最終更新 :

こんにちは!今回は『読み聞かせプロジェクト』について報告させていただきます。

このプロジェクトは、新企画で、去年の秋から温めて温めて企画されてきたもの。今回の春ワークで、初実行のプロジェクトでした。

目的は、

子供たちに絵本の読み聞かせを行い

本って面白い!ワクワクする!

という本を読む楽しさを共有し、様々なものの見方・豊かな想像力・今後の学習意欲を助長する。

また親や学校の先生へ、

教育においての本の活用例を示し

重要さに気づいてもらい、プグハナンが地域主体で継続できる教育の一つとして提示し、サポートをする

というものでした!

なぜ、この読み聞かせプロジェクトを立ち上げたのかというと、ことの発端は2014年初めてプグハナン村を支援した年に行った『学級文庫プロジェクト』でした。

日本で用意した英語の絵本をプグハナンの小学校にプレゼントし、学級文庫として読んでもらうというもので、本を与え子供や先生に喜んでもらって終了しました。しかし、どうでしょう、もともとの目的は子供たちに本を読んでもらうことだったのに、ただ本を与えたことでそれは達成したのでしょうか?教科書でさえ足りていない小学校の児童に馴染みない本を押しつけて帰ってきてしまったのでは?

学級文庫プロジェクトのメンバー・5期のどんさんは、本の楽しさを伝え子供たちが自ら本を読むようにならなくては目的を達成していないと、悩みました。

そんな時に彼女は、ある団体の存在を知りました。

【ミンダナオこども図書館】。

フィリピンのミンダナオでフィリピン人が子どもたちへ読み聞かせ活動を行なっているNGOです。(詳しくはYouTubeにテレビで紹介された時の映像が残っているので見てみてください!)

その代表が日本人の方で彼女は、直接お会いし話を伺いました。そして彼の行なっているのは、フィリピン人のサポートすることだとわかりました。

年に2回渡航して都度、私たちが教えたり読み聞かせを行なえば子どもたちを喜ばすことはできるかもしれないけれど、帰ったらすぐ忘れてしまうかもしれない。

いつの日か教育の大切さ・本の楽しさをこども達に伝えるのは私たちアルファでなく、親や先生などの大人になって村全体が主体となってこの村の教育をもっと良くしよう!となって支援できたのではないか。

私たちはアルファとして、

与えるのではなく、そのいつの日かの為に支えるべきなんだと。

そして

前プロジェクトから1年半後(その間彼女は留学へ行っていた)再び、本を読んでもらえるための企画『読み聞かせプロジェクト』を提案したのです。

事前に実際にミンダナオこども図書館にどんさん・同じく五期のりささんが調査してきてくれて、今後の方針を固めました。

今回は実行第1回目。

先生に見てもらいながら、子どもたち20人を集めて、絵本3冊の読み聞かせと、持ってきた絵本を配って個別に読み聞かせを行いました。

本に降りかかるような興味の示し様。

動物の絵を指し、『Ano?(これ何?)』と聞くと一斉に答えてくれたり、一緒に本のストーリーにそって真似をしたりしました!

絵本は日本語であったので簡単な英語に直しながら。

先生にも良い評価を与えられた模様です。

今後は、もっと親や先生に見せたり、もっと説明したりして読み聞かせを定着させ、それをきっかけに本を好きになってくれれば良いな、なんて思います!

読み聞かせプロジェクトはまだまだ続く!!!

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