日本とは逆!? フランス大学生の就活事情

公開日 : 2011年09月28日
最終更新 :

楽しかった学生生活も終わり、社会人として巣立っていくのは、どこの国の大学生も同じですが、日本とフランスの就活活動を比べた場合、色々と違いがあります。

まず異なるのは、学生のうちは勉強に集中する点。日本の場合、大学3年から本格的に就活がはじまり、学生なのか仕事を探しているのか分からない場合が多いです。しかし、フランスの場合、就活の片手間で勉強をしていては卒業できません。また「新卒」「既卒」という区分もありません。

インターンシップ(仏語でスタージュ)制度も日本より浸透しています。インターンシップをしながら職を探すのはもちろんのこと、卒業にインターンシップが必須なので、学生は自分を受入れてくれる先をさがすことに一生懸命です。ビジネス向けのSNSサイト等を使って探している学生もいます。

履歴書も決まったフォーマットはありません。日本の場合、形式が決まっていたり企業側が指定する項目に書き込んだりします。フランスでは書きたいことは自由。自らの経験やアピールしたいことを、好みの形式で紙面にまとめます。学歴や職歴に関しても、日本の場合は過去から順に現在までを羅列しますが、フランスは逆で、今何をしているかということから順に、過去の経歴を書いていきます。

結局はどこの国の学生も職を得ることは一筋縄でいかないようです。

(9月のお題"就職活動")

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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