2011年に起きた3大ニュース

公開日 : 2011年12月31日
最終更新 :
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今日12月31日で2011年も終わりです。独自の観点で今年の3大ニュースを選んでみました。

■ブルカ禁止法

4月11日ブルカを公共の場で禁止する法律が施行されました。ブルカとはイスラムの女性が、顔をすべて覆うためのベールです。従わない場合は150ユーロの罰金、もしくは市民権講座の受講が義務づけられます。男性が女性にブルカの着用を強要した場合も、3万ユーロの罰金と禁固刑が科せられます。フランスではライシテと呼ばれる政教分離原則が徹底されており、これは公共の場で非宗教性を保つことでプライベートでは信仰の自由を保障するという考え方です。しかし、この法律の施行は、当時、私の周囲のフランス人の間でも賛否両論あり、かなり話題になりました。

■ディズニーランド・パリで事故

4月25日パリ郊外にあるディズニーランドのアトラクション、ビッグサンダーマウンテンの一部が落下し、乗っていた客に当たり5人が負傷しました。在仏日本人の反応は「やっぱり......」というもの。いい加減な部分が結構あるフランスの国民性が、夢の国でも反映されたか、という感想が大部分でした。

■免税店の消費額で中国がトップ

7月19日付加価値税の払い戻しをおこなうグローバル・ブルーの発表によると、

中国人旅行者による免税店での消費額がロシア、日本、米国、インドネシアなどを抑えて中国が初めてトップになりました。市内ルイ・ヴィトンなどの高級ブランド店をのぞくと

中国人観光客ばかり。すでにトップを保っていると思っていたら、2010年が初めてだったようです。ちなみに前年と比べて増加は倍になり、13億ユーロに達したとのことです。

(12月のお題"2011年3大ニュース")

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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