パリでは目的別に中華街を選ぼう

公開日 : 2013年09月12日
最終更新 :
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移民が多く集まるパリは各国グルメが豊富です。各移民街へ足を運ぶと各国出身者のフランスでの様子が垣間見れ、普段とは違ったパリを感じられます。市内にはいくつか同じエスニシティの移民街があり少しずつ構成と雰囲気が違うので、気分に合わせて選ぶと一層楽しめます。

【中華街】

11区belleville駅、13区Porte d'Italie駅、4区Arts et Métiers駅周辺。11区は本土中国人の中華街(日本人は餃子目的で通う人が多いです)。13区はベトナムやラオスなど東南アジア華僑が中心。4区は四川料理屋が多いです。

【インド人街】

インド人街はStrasbourg St-Denis駅とLa Chapelle駅から北駅周辺の2ヵ所。ストラスブール・サン・ドニはインド/パキスタンが中心。ラ・シャペルの方が規模は大きく、主に南インド/スリランカが中心です。もちろんカレーにも微妙に変化が。ラ・シャペルではビルの一角にはヒンズー教寺院があり誰でも入れるので、彼らの文化の一端にも触れられます。

【ユダヤ人街】

3区St-Paul駅からマレ地区内。ケバブに並ぶパリの定番ファーストフード、ファラフェルを売る店が多く連なります。シナゴーグ(ユダヤ教会)もあります。

【チベット人街】

5区Maubert-Mutualité駅からパンテオン周辺にかけて。はっきりした店の集積はありませんが、チベタンレストランや雑貨屋が点在しています。料理と一緒にチベット名物のバター茶なども試してみてはいかがですか。

【アフリカ人街】

18区Château Rouge駅周辺。18区はアフリカ系移民が多く住み、多くのアフリカ系美容院やスーパーマーケット、路上では焼きトウモロコシを売る人がいるなどアフリカを感じられます。Stalingrad駅周辺なども多くのアフリカ系の人々が暮らしています。治安のあまり良い地域ではありませんが、これもパリの一面。彼らの活気を感じられます。

【韓国人街】

1区オペラ地区と15区。1区は日本食材店や日本食レストランと共存するように並んでいます。レストランの数も豊富。15区も韓国レストランが点在する激戦区。比較すると1区より15区の方が価格は安いです。

【日本人街】

言わずと知れた1区オペラ地区。パリで得られる日本の物品・情報は大抵ここで集められます。なお駐在員を中心とした在留邦人の住宅は15区と16区に多いです。

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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