日本人も必見! パリ・グランパレで「北斎」展始まる

公開日 : 2014年10月03日
最終更新 :
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10月1日から11月20日まで、そして12月1日から1月18日まで、グラン・パレで「北斎」展が開かれています。今回のエクスポジションは、島根県津和野町にある葛飾北斎美術館館長・永田生慈さんが監修し、北斎の生涯の作品を年代順に鑑賞できる構成になっています。早速訪れてきました。

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会場内の北斎の各年代の解説は、日英仏の3ヵ国語で表示されています。フランス人には少し難しい浮世絵内の言葉も、日本人にとっては身近な地名が所々で出てきます。自分の地元がかつてこんな風景で、北斎によってどのようにデフォルメされているかというのを見ているだけでも、とても楽しいです。会場内には「富嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」「凱風快晴」や「百物語」の「お岩さん」「こはだ小平次」など有名作品も並んでいます。

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入場料は大人13ユーロ。予約なしでも入れますが、入場制限がかかることもあるので、訪問時間が決まっている人は、公式サイトからチケットを事前予約するとスムーズに入れます。また前期と後期の日程で作品を入れ替えます。

ジャポニスムが花開いたフランスは、昔から日本文化に関心が高い国です。現地で北斎の浮世絵を見た後に、それらジャポニスムに影響された画家たちの作品を見に行っても粋ですね。

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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