パリ雑誌社に対する銃撃事件が発生しました

公開日 : 2015年01月08日
最終更新 :

1月7日11時半ごろ、仏週刊紙「シャルリーエブド」のパリ本社に、黒い覆面をかぶり銃を持った男たちが押し入り、銃を乱射しました。現地メディアによれば、同紙編集長と編集関係者、風刺画家、警官の計12人が死亡し、約20人が負傷したそうです。犯行グループはまだ逃走中です。パリ観光中の方はくれぐれも注意してください。

在フランス日本大使館からも在留邦人宛に、注意勧告のメールが届きました。以下、転載します。

*****

(件名)

フランス:パリの雑誌社に対するテロ事件の発生に伴う注意喚起

(内容)

1.7日11時半頃(現地時間)、パリ第11区で,左派系雑誌社「シャーリー・エブド(Chalie Hebdo)」をカラシニコフ銃等で武装した2人組が襲撃し、少なくとも警察官2名を含む12名が死亡、6人が負傷しました。現在も犯人は逃走中です。

2.また、オランド大統領は本事件をテロと断定しました。さらに同日、パリを含むイル・ド・フランス州におけるテロ警戒レベルが最高レベルである「攻撃の警戒」(alerte attentat)に引き上げられました。

3.現時点では、犯人像は明らかになっていませんが、「シャーリー・エブド」社はイラクとレバントのイスラム国(ISIL)の指導者バクダーディーの風刺画をツイッターに掲載しており、また、犯人らは、犯行時「アラー・アクバル(神は偉大なり)」「預言者に対する復讐をした」と叫んだと報じられています。

2014年9月、ISILは、米国を始めとする「連合」によるISILへの攻撃を批判するとともに、カナダを含む世界の(スンニ派)イスラム教徒に対して、米国、フランス、オーストラリア、カナダを始めとする対ISIL連合諸国の国民を攻撃するよう扇動する声明を発出しています(9月29日付け広域情報「イスラム過激派組織による脅迫メッセージ発出に伴う注意喚起」参照)。

4.ついては、フランスへ渡航・滞在される方は,以上の状況を考慮し、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努めてください。特に、テロの標的となりやすい場所(政府・軍・警察関係施設,公共交通機関,観光施設,デパートや市場など不特定多数が集まる場所)を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意してください。

5.なお、テロ・誘拐対策に関しては、以下も併せて御参照ください。

(1)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」

(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」

(パンフレットは、http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に掲載)

(問い合わせ窓口)

○外務省領事サービスセンター

住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902

(外務省関連課室連絡先)

○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)

電話:(代表)03-3580-3311(内線)3678

○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)

電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140

○外務省 海外安全ホームページ:

http://www.anzen.mofa.go.jp/

http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)

(現地大使館等連絡先)

○在フランス日本国大使館

住所:7, Avenue Hoche, 75008, Paris, France

電話: (市外局番01) 4888-6200

国外からは(国番号33)-1-4888-6200

FAX: (市外局番01) 4227-5081

国外からは(国番号33)-1-4227-5081

ホームページ:http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/

○在ストラスブール日本国総領事館

住所:"Tour Europe", 20, Place des Halles, 67000 Strasbourg, France

電話: (市外局番03) 88-52-85-00

国外からは(国番号33)-3-88-52-85-00

FAX: (市外局番03) 88-22-62-39

国外からは(国番号33)-3-88-22-62-39

ホームページ:http://www.strasbourg.fr.emb-japan.go.jp/

○在マルセイユ日本国総領事館

住所:70, Avenue de Hambourg, 13008 Marseille, France (B. P. 199,13268  Marseille Cedex 08, France)

電話: (市外局番04) 91-16-81-81

国外からは(国番号33)-4-91-16-81-81

FAX: (市外局番04) 91-72-55-46

国外からは(国番号33)-4-91-72-55-46

ホームページ:http://www.marseille.fr.emb-japan.go.jp/

○在リヨン領事事務所

住所:131, boulevard de Stalingrad, 69100 Villeurbanne, France

電話: (市外局番04)37-47-55-00

国外からは(国番号33)-4-37-47-55-00

FAX: (市外局番04)78-93-84-41

国外からは(国番号33)-4-78-93-84-41

ホームページ:http://www.lyon.fr.emb-japan.go.jp/jp/

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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