パリの銃撃事件、その後の様子
仏週刊誌シャルリー・エブド編集部を銃撃して起きた一連の事件について、その後、パリのは公共施設などでの荷物検査は厳しくなりましたが、平穏を保っています。
市内11区、編集部近くにはこのような花束と「Je suis Charlie」の文字が。今も祈りを捧げる人々が絶えません。
人はなんて不完全なんだろうと思います。不完全だからこそ喜怒哀楽があり芸術が生まれるのですが、その不完全さは特に悲惨な結果を引き寄せます。シリアでは今も、様々な出来事が起きています。世界には幾千の美しさがある代わり、無数の惨さがある。しかし、すべて受け入れるには人は不完全にでき過ぎています。
余談ですが、年末年始を日本で過ごし、1月中旬の事件後にパリへ戻ってきました。その時シャルル・ド・ゴール空港の入国管理官が、私の顔を見ず、携帯をいじりながら入国の印を押してくれました。「ああ、この国は変わっていなかった」。フランスはフランスのままであったという安堵が、私を落ち着かせました。
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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