必見! パリ警視庁が出す防犯ビデオで事前防犯対策を
パリは世界中から多くの観光客が訪れることもあり、スリなど軽犯罪が多発する街です。近年では現金を持ち歩く中国人がターゲットにされがちで、犯罪慣れしていない日本人も気を抜くと、すぐ彼らの餌食になってしまいます。これら犯罪を防ぐためパリ警視庁は各国語で、防犯のための『パリ安全ガイド』という啓蒙ビデオを製作しています。3分ほどの動画ですので、旅行前にぜひチェックして未然に犯罪を防ぎましょう! 文章で書かれた各国語のpdf版もあります。
動画内での注意点は次の通です。
・イスの背もたれにカバンやコートを置かないようにする。後ろから気付かず財布を抜かれることがある。
・テーブルに携帯電話を置かない。
・切符などを買っている時もスーツケースなど常に荷物は自分の眼前に置く。
・不正をして改札口を一緒に通り抜けようとする人に財布を擦られないよう注意する
・バス移動中の車内床底にしまっていた荷物は到着後すみやかに回収する。
・ATM利用時の暗証番号入力は片手でキーを隠して他者に入力番号が見えないようにする。
・ATM利用中に話しかけられても終わるまで対応せずATM操作以外に気を取られない。
・地下鉄車内など人前で財布を出したりお札を数えたりしない。
・観光地の路上で行われている賭けトランプは無料だと言われても詐欺で確実に負けるため参加しない。
・可能ならカバンは斜めがけして、体の前に来るように持つ。
・観光地でジプシー風の人が行っている署名活動には参加しない。署名中に財布をすられたり、署名後に金銭を要求されたりする。
・お尻のポケットに財布を入れない。
少しの注意で犯罪は防げます。もしスリなどに囲まれた時は、遠慮せず強く出てスリを追い払いましょう。スリらしきジプシー風の人がいても、必要以上にオドオドしていたり弱気なところを見せると、カモだと認識され狙われることもあります。パリ滞在を素敵なものにするため、防犯対策は確実にしたいですね。
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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