シャンゼリゼ、5月から毎月第1日曜が歩行者天国に
パリの目抜き通りシャンゼリゼ通りが、毎月第1日曜に歩行者天国へと変貌します。
パリ市によればスタートは今月5月から。コンコルド広場からジョルジュサンク通りまでの1.6kmにわたり、車の進入が禁止になります。ただし開始月の5月第1日曜はメーデーであるため、今月のみ第2日曜である8日に行われます。毎月第1日曜は国立美術館の無料開放日でもあり、パリの新たなイベントが1つ増えました。
歩行者天国はシャンゼリゼ通りだけに限らず、すでに市内13ヵ所で行なわれている通行規制とともに、新たに市内9つの通りも毎週日曜に歩行者天国へ指定されます。
この試みが行われる背景には、パリが悩まされている大気汚染問題があります。市内各所では慢性的に車の渋滞が発生しています。状況は特に春がひどく、汚染が一定値を超えた場合には、公共交通機関の無料化や、ナンバーを偶数と奇数に分けパリ市内への車の乗り入れを禁ずるなど、対策を講じてきました。
AFPが伝えたWHO(世界保健機関)の統計によれば、フランスでは大気汚染により毎年4万2000人が亡くなっているそうです。
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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