7月14日はフランス国民の祝日「革命記念日」(パリ祭)

公開日 : 2016年07月14日
最終更新 :
KY1_5813.jpg

7月14日はフランスでもっとも大切な日「革命記念日(日本名:パリ祭)」です。1789年の同日、バスチーユが襲撃されフランス革命の発端となります。それまで王政だったフランスに初めて共和制が敷かれる契機になりました。その建国記念日ともいえる日を祝うのが7月14日です。

KY1_5843.jpg

この日は1日、パリ市内はお祭り騒ぎです。午前はシャンゼリゼ通りで軍事パレードが行われ、夜は消防署でダンスパーティーが開かれます(前日13日に行うところもあり)。エッフェル塔に花火も打ち上げられます。

軍事パレードは10時10分にオランド大統領が到着。10時30分からイベントが始まり、10時44分にはシャンゼリゼ通り上空を戦闘機が飛びます。10時54分からは各軍隊の凱旋門からコンコルド広場へ向けての行進。フランスの各部隊の他に、毎年外国の軍隊がゲスト行進します。11時51分に閉会式。そして11時55分、オランド大統領が退出してイベントは終わりです。沿道は多くの見物客が訪れるため、良い場所を取りたい人は開始時間より早めに出かけましょう。

DSC_9711.jpg

消防署のダンスパーティーは13日と14日の21時から翌4時まで続きます。どの消防署が何日開催かは、パリ観光局のサイトで確認できます。入場料は無料です。

エッフェル塔の花火は23時から始まります。こちらも大変な人出となるため、確実に良い場所を確保したい人は早めに到着しましょう。

KY1_5855.jpg

街中がお祭り騒ぎになることに加えて、この日を境にパリは、一気にバカンスムードが加速します。多くの市民が休暇を取りパリを離れ、レストランなども長期休暇を取る場合があります。観光客だけになったパリ市内は、空いていて過ごしやすい面もありますが、お目当のレストランなどが閉まっていることも多く、この時期にパリを訪れる観光客の悩みの種です。どうしても行きたいレストランがある場合、事前確認は必須です。

昨年と比べ雨が多く気温も全く上がらないパリですが、ようやく夏らしい日も増えてきました。素敵なパリの夏をお過ごし下さい。

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。