7月14日はフランス国民の祝日「革命記念日」(パリ祭)
7月14日はフランスでもっとも大切な日「革命記念日(日本名:パリ祭)」です。1789年の同日、バスチーユが襲撃されフランス革命の発端となります。それまで王政だったフランスに初めて共和制が敷かれる契機になりました。その建国記念日ともいえる日を祝うのが7月14日です。
この日は1日、パリ市内はお祭り騒ぎです。午前はシャンゼリゼ通りで軍事パレードが行われ、夜は消防署でダンスパーティーが開かれます(前日13日に行うところもあり)。エッフェル塔に花火も打ち上げられます。
軍事パレードは10時10分にオランド大統領が到着。10時30分からイベントが始まり、10時44分にはシャンゼリゼ通り上空を戦闘機が飛びます。10時54分からは各軍隊の凱旋門からコンコルド広場へ向けての行進。フランスの各部隊の他に、毎年外国の軍隊がゲスト行進します。11時51分に閉会式。そして11時55分、オランド大統領が退出してイベントは終わりです。沿道は多くの見物客が訪れるため、良い場所を取りたい人は開始時間より早めに出かけましょう。
消防署のダンスパーティーは13日と14日の21時から翌4時まで続きます。どの消防署が何日開催かは、パリ観光局のサイトで確認できます。入場料は無料です。
エッフェル塔の花火は23時から始まります。こちらも大変な人出となるため、確実に良い場所を確保したい人は早めに到着しましょう。
街中がお祭り騒ぎになることに加えて、この日を境にパリは、一気にバカンスムードが加速します。多くの市民が休暇を取りパリを離れ、レストランなども長期休暇を取る場合があります。観光客だけになったパリ市内は、空いていて過ごしやすい面もありますが、お目当のレストランなどが閉まっていることも多く、この時期にパリを訪れる観光客の悩みの種です。どうしても行きたいレストランがある場合、事前確認は必須です。
昨年と比べ雨が多く気温も全く上がらないパリですが、ようやく夏らしい日も増えてきました。素敵なパリの夏をお過ごし下さい。
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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