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カンボジア・プノンペン特派員が現地からアジア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。
カンボジア旅行と言えばアンコールワット。
アンコールワットのある街と言えばシェムリアップ。
そんなシェムリアップの魅力は、大先輩特派員さんが紹介されていらっしゃいます。
http://tokuhain.arukikata.co.jp/siem_reap/
今回私がご紹介するのは、もうひとつのシェムリアップについて。
首都プノンペンからは、モニボン通りを国道2号線に出て南へ。
カンダル州都のタクマウを経て、20キロメートルもしない位置に、もうひとつのシェムリアップがあります。
ストゥンミエンチェイ方面からも下道で行けます。
何れの道でも市内中心部からは、バイクで20分ぐらいの距離になります。
プノンペンにおける橋と言えば、日本橋が有名だ。
この日本橋という名称の橋、東京にもある。
アジア32カ国を横断する、全長14万kmのアジアンハイウェイ。
その起点地が東京日本橋。
福岡~ソウル~平壌~中国沿岸部~ホーチミンを経てプノンペンを通過する、この「現代版シルクロード」。
1959年の発足以来、果たして全線完全開通がいつになるのか私は知らないが、東京の日本橋とプノンペンの日本橋がAH1(アジアンハイウェイ)で繋がっていない事ぐらいは知っている。
AH1で、ホーチミン~バンコクをプノンペンで結ぶのは、モニボン橋。
プノンペン市内からは、プノンペンの大動脈となるモニボン通りを南下し、チュパ・アンパウ地区とプノンペン中心部の間、バサック川の上空に架けられている。
以前は1本のみだったこの橋も、片側通行の2本の橋にする事で、渋滞解消にいくらかは貢献しているようだ。
昨年6月には、橋のたもとにカンボジア初となる立体交差点が完成。
プノンペンにロマンチックな場所が一つ増えた。
最近ではアジアンハイウェイに代わって、東西回廊や第2東西回廊の方を耳にする事が増えたような気がする。
「おお、そうか。ここはアジアなりインドシナ半島なりを結ぶ場所なのか、凄いな」
などと、夜更けにたそがれてみるも良いかもしれない。
私の自宅は、プノンペン「中心部」と呼ぶべきか、「郊外」と呼ぶべきか、悩むところに位置しています。
仏教国であるカンボジアには、日本と同じようにお盆があります。
お盆期間は年度毎に異なり、概ね9月下旬から10月中旬の間で変動します。
盆に返る期間は、実に15日間に渡ります。
休日は会社のスケジュールや、個人の時間的感覚、もしくは自己都合によってそれぞれですが、今年は9月半ばでプノンペン中に国旗が掲げられ、26日から28日が休日扱いになるようです。
クメール語ではプチュン・バンと言います。
プチュム・バンとも言います。
プチュム・ベンでも良いです。
なんでも良いです。
クメール語の発音は非常に複雑です。
母音が日本語の4倍以上ありますので、カタカナで表記するのは難しいのです。
カンボジア人の期間中の過ごし方は、故郷に帰りお寺へお参りし、故人の在りし日を偲ぶなど、喪に服す方が多いです。
最近では旅行に行く人も増えたようで、行き先としてはアンコールワットのあるシェムリアップや、国内最大のリゾート地シアヌークビルなどの名前が挙げられます。
だいたい日本と同じです。
*
私の自宅の目の前には、ダムコー交差点という中心部と郊外を結ぶ大きな交差点があります。
この交差点は、やがて国道3号線に繋がり、プノンペンとタケオ州、カンポット州、ケップ市を結びます。
つまりこの交差点は、南西部方面への長距離タクシーの発着場も兼ねています。
郷愁心に沸くこの場所が、観光地である筈は無いのですが、リアルカンボジアという意味では、なかなか最高な場所なのかも知れません。
ダムコー地区には、この大きな交差点の他、ダムコー市場という大きな市場があります。
早朝から喧騒と猥雑さと活気に沸き、その後昼間の悠久な時の流れ(もしくはカンボジア特有のぐうたら時間)を経て夜に至り、帰宅を急ぐ人達の足音が聞こえだす・・・。
ここまでは他の市場と同様ですが、この市場の真の始まりは、真の暗闇が訪れた時。
つまりダムコー界隈は、夜になると変貌する。
それは前述の3号線、プノンペン中心部と郊外、これらを物理的に結ぶのみならず、人と人、職場と家庭、出稼ぎ先と故郷、あるいは昼の顔と夜の顔を結ぶからに他なりません。
隣国のタイを「ほほえみの国」、カンボジアは「はにかみの国」とは聞いた事がありますが、はにかむだけがカンボジアの、人の素顔では無いように。
深夜編はまた追々。
