青い海、黒海に浮かぶ大型船・遠くに格好いい外国の船【ヴァルナ】

公開日 : 2014年07月24日
最終更新 :
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ある日黒海に行くと船が5隻海上に浮かんでいました。でもこの黒海に見える船は想像していた見え方と違い、遠くに浮かんでいるのにも関わらず、空と船の境がはっきりしており、くっきりした輪郭はまるで近くにあるような錯覚を覚えます。自分の目が望遠になったような違和感に襲われました。今までの太平洋でみた船はもっと遠くにある船は霞んでぼんやりした輪郭だった気がします。ここは空気が澄んでいるのか乾燥しているのか、また船の種類が違うのか日本で見たことあるような景色とは違って見えました。

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停泊しているのか動かないまま、海上に大型船があちこちに存在しています。ヴァルナにはヴァルナ湾があって多くの外国船がやってきます。

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内陸地のプレヴェンから黒海沿いのヴァルナ(Варна)に向かう場合、5時間近い長旅も終わりに近づこうとするとき、沼が少しづつ出現します。これは海が近い合図で、もうすぐ終点ヴァルナに着くのだと思うとわくわくします。沼はやがて大きな池となり、池には造船所が現れてついに大きな湖になり、どんどん海が近い様子が目に見えてきます。そして建物が増え始め、湾のような湖には橋が架かり都会らしい雰囲気が漂い、周りの乗客も降りる支度を始める、そのような電車旅の醍醐味を味わうことができます。

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列車はつながった二つの湖ヴァルナ湖(Варненско езеро)とべロスラヴ湖(Белославско езеро)沿いの線路を走っていきますが、夜20時45分発の列車でヴァルナからプレヴェンに戻るとき特急1区間目のポヴェリャノヴォ(Повеляново)駅付近で、電気を消灯した真っ暗な電車内から、外の湖の岸に停泊している闇の中光輝く大型船を見たときはあまりにも美しくて夢のようでした。このあといびきの聞こえるような列車は暗闇を走り続け、午前2時ごろにプレヴェンに着きました。せっかくの夜行列車の旅ですが、今まで怖い目にあったことはありませんが、時に安全ではないかもしれないので旅行者だけの乗車はお勧めしません。

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また別の日にも大型船は浮かんでいました。

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ここの黒海沿いの小道を歩いているとすれ違う人々から時々ロシア語が聞こえてきます。黒海はロシア方面の方たちにとってもバカンスの地となっています。去年の10月に気温が15度以下と思われるような肌寒い日にもこの辺りで一人のおばあさんが遊泳しているのを目撃しました。一緒に歩いた地元出身の者から、きっとこの時期泳ぐのはロシア人だと聞かされましたが、寒さに強いのは羨ましいです。しばらく泳いだこの年配の女性は砂浜に上がった後、素早くワンピースを頭からかぶり、颯爽と去っていきました。

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