野犬スリたかり撃退作戦!旅行のトラブルは防ぎたい予備知識集

公開日 : 2014年08月10日
最終更新 :
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旅行に来てるということは必ず鞄に財布とお金が入っているはずです。知らない土地なら場所や方角を把握してるだけでもいっぱいいっぱいなので、隙のある旅行者を必ず誰かが狙っているかもしれません。このソフィア駅構内に来た時も同行のブルガリア人に「鞄を狙っている人不審な人が大勢いるから気をつけて」と言われ、実際に売店でバニツァ(баница)という白チーズをはさんだパイを買うときも、無意識にななめ掛けバッグを後ろに回してしまい、その時後ろの通行人に鞄を見つめられたとあとで注意されたことがあります。バッグはいつもファスナーを閉め、ななめ掛けカバンは前に持ってくることが大切です。プレヴェンでも私が財布を開けた時に、遠くでその財布と取り出すお金を見つめる人がいたとも聞きました。

「小銭をください」

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毎日定期的に馬車や徒歩でゴミを漁りに来る人もいます。小さな子どもは背が届かないので、ゴミカートの中に入って何人かで協力しています。このような子どもたちや大人は時々お金を求めてきて、少しでももらえる可能性のある、お札のレヴより安い硬貨のストティンキが欲しいと言って来ます。

その時の対処法として聞いたのが、「ニャマム(нямам、持っていない)」でした。それでもなかなか退かないときや、「カメラ持っているからあるでしょう」など言いずっとくっついてくるときは、「マハイ セ!(махай се!、あっち行け)」 ですぐ去っていきます。本当はそんなこと言いたくないのですが、あげていたらキリがありません。

聞いた話では生まれた赤ん坊の親指を切り落とし、4本指で他人のポケットに手を入れやすくする者もいるとのことでした。そのような人は実際に見たことはありませんが、雰囲気で日本人とわかってしまうもの。貴重品は盗まれないように注意が必要です。

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どこかから盗んだ物をダンボール箱の上に並べて路上で売っている人もいます。ここの前を通ると普通のだるそうな店舗の販売員よりも、威勢良く勧めてくるので商売に意気込みがあるように感じますが、仕入れ値ゼロなので売り上げはすべて儲け値という仕組みです。

野犬がたくさん出没

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野犬はあらゆる町に何匹も存在しますが、今までに襲われたことは一度もありません。外で何か食べていると近寄ってきますが、周りの地元民の方がうまく追い払ってくれたりします。自分から近寄ったり、威嚇しなければ何も被害はありません。狂犬予防をしている犬は耳に番号のついたタグが付いていて、ほとんど耳にこのタグがあります。普段は穏やかであちこち歩き回ったり寝転がっています。

公共トイレは有料、施設のトイレは時々トイレットペーパーが切れている

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駅や公共のトイレは有料です。写真はヴァルナのグランドホテル・ロンドンですが、この正面にも有料トイレがあります。ここは利用料0.60レヴァ(約41円)と今までで一番値段が高かったのですが、トイレットペーパーが質が悪く、ティッシュペーパー一枚分くらい薄い上、薄すぎて使用した感じがしないので、2回以上拭くと使用した部位に張り付きます。翌日うまくこのペーパーを使う方法はないかと再挑戦したら、1回で多めに巻き取って拭き終わったらいいとわかりました。

有料トイレはCLEANと大きく書かれていて半地下にあって怪しく感じますが、中は本当に清掃されていて清潔で他にも利用客がいるので、安心して利用できます。

モールや観光施設だとたまにトイレットペーパーがなくなってまだ補充されていないことがあります。その原因は予備ホルダーがないということに気が付きました。盗難防止か節約か予備のトイレットペーパーは設置していないので、次の取り付けまでありません。なのでポケットティッシュは役に立つと思います。個室内にゴミ箱が設置してあったら、ペーパーは流さずゴミ箱に入れます。手洗い場はハンドソープが置いてあることが多いです。きっとペーパーより減りが遅くて安いので、紙はなくても石鹸はきちんとある印象があります。

お湯がなくなる、断水もある

ホテルならお湯は出ると思うので問題ないと思いますが、一般家庭は一度シャワーの為にお湯を使うと、湯沸かし器でお湯をタンクに貯めるまで1時間くらいかかるので、その間は水しか出なくなります。

またまれに突然断水があるので念のためにペットボトルに水を貯めてありますが、今まで断水は真夜中だったので特に生活に支障はありませんでした。

でこぼこ道はがたがた

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道に穴があちこちにあいていたり、敷石がはがれていたり、木の根に押されて盛り上がっていたり、側溝の蓋が壊れていたり、道が平坦ではなく結構歩きにくいです。

偶然はさんである肉にカビがあった

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メズドラ(Мездра)駅の売店でサンドウィッチを買ったら肉に白い斑点のカビが生えていました。先に食べた者が変な味がするので買った場所に戻ったら返金してもらえました。滅多にないことですが、そのようなこともありました。

たまにエレベーターがずれて止まる

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そして1回だけドアノブを開けたら中の電球が切れて真っ暗だったことがありました。非常階段は内から鍵がかかっているので入れずにいると、何事もないように他の住民が一緒に普通に動いたエレベーターに乗ってくれました。真っ暗のエレベーターは初めて乗ったのですが、何よりも驚いたのがたまにエレベーターが10センチほどずれて止まることがあるのです。今まで2回お邪魔した別のアパートで目撃したのですが、あまりにも驚愕しているのに、その住民は「さっき乗った人が重かったからだよ~」と何も気にしていないので、本当びっくりしたしました。2回目は3人でスーツケースと一緒に乗った場合に起こって、プレヴェンのアパートでも1、2センチくらい誤差に近い範囲でずれているような気がしたことがあります。

コートの首のタグは掛けたくない

気にしない方には大した話ではありませんが、冬にあるお宅にお邪魔して、玄関のフックにコートの首のタグを掛けられて、驚いてすぐに下ろしてもらったことがあります。確かに首のタグは左右のみ縫い付けてあればフックに掛けられて、全部縫い付けてあれば首のあたりで掛けることができますが、タグがついている状態が好きなので実用的に使いたくなく、結局私だけハンガーに掛けてもらったことがあります。他の人の上着を見てもタグを引っ掛けてあったり、使いすぎてちぎれていることもあります。これは普通のやり方なのかと日本在住のブルガリアの方にも聞きましたが、首のタグはそうするものだとの返事でしたが、タオルのタグを引っ掛けているのはバスタオルは大きく吊るしてあるとは思いましたが自分のタオルではないので良かったのですが、自分のコートはどうしても許せないのでまた冬になったら人に渡す際は気をつけようと思っているのです。

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日焼け止め、カメラの充電器、スーツケース

必要であれば日本から持ってきた日焼け止めを使うといいでしょう。あとは旅行中に毎回カメラの充電を忘れないこと、私はビデオカメラも持って時々ムービーも撮影しています。動画だとさらに当時の思い出が記憶に残せて楽しいです。しかし滅多にないですが写真を撮っていて注意されたことがあります。1回はギャラリーが閉まっていたとき、建物の外観を撮っていたら''No photo, please''と言われたり、もう1回は靴屋のショーウインドウ全体が入る位置を撮ったら店員がびっくりした表情で店内から追いかけてきて、ガラス越しにこちらを見つめていたのでここは撮ってはいけなかったんだと気づきました。撮影禁止の表示があればいいのですけど、やはり好まれない場合もあるので、Може ли да снимам?(モジェ リ ダ スニマム、写真撮っていいですか)と誰か見かけたら一声かけています。

あとブルガリアの家族からのアドバイスはホテルを離れる際は部屋に残したスーツケースも、蓋を閉めて高価な物は置いておかないか、みつからないように忍ばせるほうがいいと言われました。ホテルの清掃員が日中部屋に入るので一応用心するとのことでした。ちなみにスーツケースはソフトケースの物が主流です。私も少しでもたくさん荷物を入れるために、軽くて少し柔軟性がある布製のスーツケースを使っています。ただ黒や紺など色が似通っているので100円ショップのヒョウ柄スカーフを目印につけていたら、2個のスーツケースのうち付けていた一つがなくなっていたので、盗まれたかもしれません。

短期旅行なら重量オーバーほど荷物はないと思いますが、預け荷物と機内持ち込みの大小のスーツケースは重量制限がありますが、それとは別にハンドバッグは重さを量ったことがありませんので、小さくて重いものはスーツケースとは別に、ハンドバッグに入れたら何事もありませんでした。

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日本からブルガリアに行くにはどこか別の国で飛行機の乗り継ぎをしないといけません。私の知人友人は安いからロシアのモスクワ経由とかトルコのイスタンブールからバスで入国した人もいますが私は昨年オーストリアのウィーン経由でソフィア空港に到着しました。フランスのパリ経由よりも距離や時間が短く、利用しやすかったのですが、ウィーン空港内ではソフィア行きのゲートに向かう際、非シェンゲン協定加盟国のGゲートに行かないといけないのですが、手荷物検査のあと、人の流れと免税店に惹かれてシェンゲン国方面のFゲートまで行ってしまったことがあります。Gゲートは免税店を通らず、通路に入って上の階まで行かないといけませんでした。

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ソフィア上空から見た団地の様子

キリル文字を覚える!

最低限目的地だけの地名は覚えたいです。列車の駅はキリル文字ラテン文字併記ですが、バスの行き先や道路の案内標識はキリル文字だけの場合が多いです。

(8月お題"気をつけたい旅のトラブル")

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