魅惑の半地下アンティークショップには猫の店員さん【ヴァルナ】

公開日 : 2014年11月30日
最終更新 :
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濃いピンクの目立つ本屋さんの左隣には、アンティークショップがあって、まるで呼び込みをするように上品な猫が出迎えてくれます。この日もまだ開店していないお店の入り口の前に立っていました。

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このオーナーのストイル・スタネヴ(Стоил Станев)さんは1931年生まれの今年83歳で、この写真は25歳当時のものです。午前10時から13時までがストイルさんで、午後の14時から19時は息子のミハイル(Михаил)さんがお店にいます。

ところでブルガリアの家族の写真を見ていると、1980年代はずっと白黒写真で、90年代になって画素の粗いカラー写真が残っています。そのような白黒写真を通して見る当時はたとえ80年代でも興味深いです。

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写真の左から2番目が元バスケットボール選手だった14歳の時のストイルさんです。185センチあった身長で、現在も背が高く体格も優れています。さらに息子のミハイルさんも元テニスの選手で、このお店の商品の一部は試合で外国に行った際に、息子さんが現地で手に入れてきました。その中にイスラエルのメノーラーと呼ばれる7枝の蜀台もあります。

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そしてこのトミという名のシャルトリューという種類のフランス猫は、ある日どこからかこのお店に寄ってきてここに住みついたそうです。もうすっかりアンティークショップに馴染んでいます。

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ここはコレクターたちが世界中から集めた骨董品を持ち寄って査定してもらい、その得た収入でまたここに置いてある商品を買い取り、どんどん色々な人の手に渡っていきます。アジアのものは少なく、日本の商品は木箱に入ったお箸が一膳あるだけだったので、いつか日本から何か持ち寄ろうかと思っています。

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中央の鶴のようにくちばしの長いコウノトリのはさみは、生まれたての赤ん坊のへその緒を切るはさみです。

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私がこのお店に入ろうと思ったのも、たまたまこの半地下の入り口が開いていた時、中に猫がカウンター兼ショウケースに座っているのを発見して、オーナーのストイルさんが入っておいでと声をかけてくれたのがきっかけです。狭い空間に様々な骨董品が並び、丁寧に商品を解説してくれれたり、顔を覚えていてくれるので、ここを訪れるたびに何度か足を運んでいます。

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ЕТ ''ЛЮБО''(エト・リュボ)アンティークショップ

住所:bulevard "Tsar Osvoboditel" 14, Varna 9002, Bulgaria

営業時間:10‐13、14‐19時

休業日:なし

(ハッピー・バー&グリル オルビタの道路を挟んで斜め向かい)

(11月お題"あったかエピソード")

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