南極旅行の気候や服装、どこに宿泊するのか

公開日 : 2015年10月06日
最終更新 :

南極ってどんな気候?:

観光客が訪れる季節は、南極の夏となります。期間は11月から3月までです。

一般的な南極クルーズ旅行は、ほとんど寒さは感じられないと思います。

日本の冬の方が寒いくらいです。大凡、0度前後と思ってよいでしょう。暖かければ10度近くまで気温があがります。

1日に4季あると言われるほどお天気は、変わり、毎日変化します。

朝、曇っているとおもっても夕方にとっても晴れてきて夕日がきれいになることがしばしばです。

南極半島では、太陽が沈みます。夜11時過ぎになってやっと太陽が沈み、朝は4時すぎには朝日が美しく輝き始めます。行き帰り共に船で行く南極半島旅行の醍醐味です。

南極大陸旅行では、24時間太陽が沈みません。南極点の気温は-25度から30度ぐらいです。キャンプ地のあるユニオングレッシャーは、-16度前後となります。お天気が悪くなるとさらに気温は下がります。

どんな服装や持ち物を準備したらいいの?:

重ね着が基本です。

南極半島クルーズ旅行では、ほとんどのコースに無料の防寒服を貸してくれます。

重ね着の為のフリースなどをお持ちになることをお薦め致します。

ズボンの下にはスキー用タイツなどをご用意ください。

また、上下のゴアテックス製の登山用スーツをお持ちいただくと良いでしょう。

上陸時に役立つゴム長靴も無料で貸出しがあります。靴は、スニーカーなど履きなれた靴で。

手袋や帽子、サングラス、ネックウォーマー、日焼け止めクリーム、リップクリームなどはお持ちください。

南極大陸旅行では、上下の防寒服、防寒靴(-35度ぐらいまで耐えられる)1式がレンタルできます

帽子や手袋、サングラスはご用意ください。最近では、登山店で機能性のある暖かい素材のウエアや下着がそろっていますので、相談してみてはいかがでしょうか?

年々進化していることがわかります。最新のウエアの着用をお薦め致します。

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上陸にかかせないゴム長靴です。

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上陸にかかせない防水製のジャケットです。

どこに泊まるの? どのように過ごしているの?:

南極半島コースでは、すべて船が宿泊となります。

食事も3食船内でいただきます。

ほとんど100名収容の極地専用船です。

船室は簡素ですが、清潔感がありとっても機能的な設備が整っています。

食事は、毎日世界の食材を使い国際色のある食事となります。

船内では、エンターテイメントなどがありませんが、極地専門家のレクチャーが毎日あります。

毎日午前、午後とゾディアックボートでの上陸やクルージングが予定されています。

飽きることがなく、毎日違った景色や上陸体験ができます。

上陸してからは、数時間の滞在時間にハイキングや哺乳動物の観察などが楽しめます。

南極大陸旅行では、テント泊となります。2人用のテントですが、テント内には、マットレスベットが2つ、テーブルとイスがあります。スーツケースを広げても余裕のある広さです。

食事もシェフが腕を奮った食事が楽しめます。テント内には、暖房がありませんが、24時間太陽が昇っているので陽の暖かさが感じられます。キャンプ地周辺のエクスカージョンで楽しみます。

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船内のキャビンです。(シーエクスプローラー号)キングサイズベッドから2つのシングルベットへとツインベットに早変わりできます。快適なキャビンです。

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船内のある日のランチ

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船内のデッキでゆっくりくつろぎながら美しい景色に酔いしれています。

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南極大陸内では、壮大な山の麓にキャンプ地が広がっています。宿泊は、このテントとなります。

筆者

南極・北極特派員

KTペンギン

2000年より極地へ放浪。地球の極に惹きつけられる人たちの人脈や冒険家とのコネクションが強み。

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