ポルト近郊日帰り旅行にオススメ、世界遺産のまち「ギマランイス」

公開日 : 2013年04月15日
最終更新 :
筆者 : ジェシカ

ギマランイスはサン・ベント駅またはカンパニャン駅からCP(国鉄)で€3.10。

約1時間10分で到着するちいさなまちです。

ポルト滞在中の日帰り旅行の行き先として名前があがるまちのひとつですが、

このまちが注目を集める理由は、ポルトガル初代国王アフォンソ・エンリケスが誕生したまちだからです。

広場.jpg

にぎやかなLargo do Toural(トウラル広場)の教会と噴水。まわりにはレストランやカフェもたくさん。

AquiNasceuPortugal.jpgのサムネール画像

まちの入口の壁に書かれている、「ここにポルトガル誕生す」

ギマランイス歴史地区は、2001年にユネスコの世界遺産に登録されており、

旧市街の家並みは21世紀とは思えないほど、過去に取り残された印象を与えます。

ポルトの旧市街とはまた違って、素朴な街並みを楽しみながらお散歩ができますよ。

家.jpg
かわいい家.jpg

小さいながら歴史的な建物が多く、ポルトガルのはじまりを感じられるまちですが、

見所のひとつとなる広場がトゥラル広場の東側にあるLargo da Oliveira(オリヴェイラ広場)。

この広場に面して建っているノッサ・セニョーラ・ダ・オリヴェイラ教会は950年ころにできた教会ですが、17世紀に王の命令で再建されたそうで、現在のはそのときの姿になっており、ロマネスク様式とゴシック様式が混在しています。

オリベイラ.jpg

この教会にはある伝説があります。

ムーア軍を破ったサラードの戦いの勝利を記念して1342年に写真にある教会前のアーチが作られました。

アーチが完成するとき、教会前にあったオリーブの幹が突然葉を出したのです。

教会の名前はポルトガル語で「オリーブの木の聖母教会」を意味しています。

この伝説がもとになっている名前なんですね~

ギマランイス城.jpg

まちにはほかにも多くの歴史的見所があるのですが、ポルトガル人にも勧められたのがギマランイス城。

中心地からは少しだけ離れますが、まちのシンボルです。

入場料はかかりませんので(塔は€1.50)、中に入ってみてください。

10世紀に建てられたこの城で、ポルトガル初代王、アフォンソ1世は生まれました。

お城という名前がもつ華やかなイメージとは違い、城壁のみが残る要塞といった印象ですが、ギマランイスの街が一望できますよ。

城で.jpg

城壁を歩くとこのような感じです。

近くにはブラガンサ公爵館もありますので、セットでの観光、いかがでしょうか。

こぢんまりとしていて人当たりも雰囲気もいいこのまちは、私もポルトガルの中でお気に入りのひとつになっています。

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