ミュンヘンからほど近い、こぢんまりとした世界遺産都市「レーゲンスブルク」

公開日 : 2017年07月31日
最終更新 :

みなさん、初めまして。

レーゲンスブルク在住15年の吉村美佳です。

これから、南ドイツ(バイエルン州)4番目に大きな街、レーゲンスブルクでの日常生活、面白いと思った事柄を少しずつ紹介させていただきたいと思っています。

思い返せば、大学生時代、人が興味を持たなそうな国を旅行したくて、地球の歩き方を片手に一人旅を楽しんだ私。

まず、一回目の今日は、このレーゲンスブルクについて、簡単にご紹介。その後3回に渡って、個人旅行をされる方のために有用と思われる情報をできるだけ簡単にまとめてみるつもりです。

まず、どうやってレーゲンスブルクに行くか、ということからお話します。

東京からミュンヘンまで、ANAやルフトハンザ航空が直行便を出しています。ミュンヘンからは、電車やエアポートライナーでレーゲンスブルクまで行くことになります。

IMG_1779.jpeg

ミュンヘンから160km程度北に行ったところにあるのが、私の住むレーゲンスブルクです。

地図を見ると、北西のニュルンベルク、北東のレーゲンスブルク、南のミュンヘンとちょうど三角形を描くように位置しています。

10カ国を流れる全長2860kmのドナウ川は、東西に流れているのですが、少し北に突き出た所にレーゲンスブルクがあります。中世の街並みが残る街として知られています。

IMG_1100.jpeg

西暦179年にローマ人が造ったこの街は、ドナウ川を利用した遠隔貿易により、11〜14世紀に最盛期を迎えました。旧市街内には、富豪商人の建てた家が、今でもたくさん残っています。

IMG_2192.jpeg

これは、ローマ人が造った城壁の主要門です。城壁は、450mx550mの長方形で、その北側の中央には主要門がありました。それが、このポルタ・プレトリアです。最近、大掛かりな清掃活動を完成させたばかりです。

IMG_2988.jpeg

これは、富豪商人と呼ばれる、貿易でお金持ちになった人が造った塔です。この類の塔が昔は60個ほどあったそうですが、今でも20個ほどあると言われています。レーゲンスブルクの特徴の一つとも言える建築です。

ドナウにかかる石橋から、是非旧市街を改めて眺めてください。富豪商人の建てた塔の他、教会や修道院の塔もたくさん見えます。

レーゲンスブルクは、色々な側面を持った街です。今回は、レーゲンスブルクについて皆さんに知っていただくために、観光の三大スポットをご紹介します。

IMG_3361.jpeg

はい、こちらが、大聖堂。1273年から建設が始まった、南ドイツを代表するゴシック建築です。

同じゴシックの大聖堂として有名なケルン大聖堂よりも、8年早く完成しています。

1000年以上の歴史を持つ少年合唱団でも有名です。

Ishibashi.jpg

これは、ドイツ最古の石橋です。現在ご覧の通り工事中ですが、もうちょっと我慢してください。今年中に工事が完成する予定です。大事な建造物であるがだけに、観光客にとってはとっても残念。工事が完成次第、このブログでもご報告する予定です。

shityosya.jpg

こちらが、旧市庁舎。神聖ローマ帝国の帝国議会会場となった場所です。

普通は外から見ておしまいですが、ガイド付きツアー(通常7.5ユーロ、割引4ユーロ)で中にも入ることができます。時間が許せば、ぜひ中を見て行ってほしい、そんな場所です。

このレーゲンスブルクは、ドナウ川の対岸にある地区、シュタットアムホーフとともに、2006年に世界遺産都市となりました。

IMG_2067_2.jpg

ここは、シュタットアムホーフのメインストリートです。この写真でいうと、奥から手前にまっすぐ歩いてくると、ドナウ川にかかるドイツ最古の石橋に出てきます。パステルカラーのかわいい家が並ぶ通りです。

さて、ざっと見てきたこのレーゲンスブルク。

2時間もあれば、歩いて一通り見てしまえる規模の街ですが、それだけではあまりにも惜しい、味わいある街です。これから、少しずつ一緒にのぞいていきましょう。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。