青いサッカーボールに変身!ワールド杯ブラジル大会のマスコットは「フレコ」

公開日 : 2013年09月28日
最終更新 :

各国特派員に課せられた今月のお題は「ご当地キャラクター」。私は2014年サッカーワールドカップのキャラクターについてご紹介するべく、街の中を探して歩きました。

しかし、ワールドカップのポスター1枚見つかりません!

チケット販売もこれまでの大会より半年遅れて開始されたブラジル。空港の整備なども大幅に遅れているとの報道も。やはりのんきなのでしょうか...。開催競技場から離れたここレゼンデはあまりにも静かで、そんな印象です。

スポーツショップでようやく会えました

唯一、フレコが見つかったのはスポーツ用品店の中だけ。ぬいぐるみとして売られていました!

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今月初めにはフレコの着ぐるみが日本に初上陸して宣伝活動を行ったようですが、何の動物がモチーフになっているか、皆さんはもうご存知でしょうか?

アルマジロです。

正確にはミツオビアルマジロ。ブラジル北東部だけに生息し、絶滅危惧種に指定されています。危険を察すると体を甲の中に引きこんで、ボールのように丸まる性質があるのですが、その丸まり方の完成度がすごい!ダンゴ虫に匹敵するきれいな球状です。体長は約30cm。ポルトガル語ではTatu-Bola(タトゥ・ボーラ)。ボールになるアルマジロという意味です。

エコを意識したブラジル大会

フレコが丸まると青いボールに変身します。青は澄んだ空と母なる海の色。そしてサッカーコートのグリーンに映える色として、甲の色に選ばれました。黄、緑、青の組み合わせはブラジル国旗とも同じです。

名前は3つの候補からネット投票により決定。48%の票を得た名前フレコ(fuleco)は、ポルトガル語でサッカーを意味するfutebol(フテボウ)とエコロジーを意味するecologia(エコロジア)を組み合わせた造語です。

ブラジルは環境に配慮した大会の開催を宣言しており、「エコ」は今大会のキーポイント。現在急ピッチで進められているサッカースタジアムの工事にはリサイクル資材が使われ、屋根には太陽光パネルを設置。グランドの芝にまかれる水には雨水が利用されるそうです。

ちなみに、フレコのぬいぐるみの値段は約4500円。他にブラジル代表デザインのゲームシャツ(約9000円)やワールドカップ記念で作られたTシャツ(約3600円)などが売られています。スポーツショップはお土産探しにも使えそうですね。

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フレコの公式ウェブサイトもあります

FIFAFuleco.png

フレコについてもっと知りたい方は、公式ウェブサイト(http://mascot.fifa.com)をのぞいてみてください。フレコが踊る動画やフレコに設定された生い立ちなどを閲覧できます。フレコは他のアルマジロと同様、本当はとってもシャイな性格。しかしブラジル各地を旅してたくさんの友達を作り、ブラジル人としての誇りとホスピタリティを身に付けたそうですよ。

(9月お題 "わたしの街のご当地キャラ")

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