滝壺飛び込みに水上ターザン!まだまだ楽しいブラジル・ボニート最終回
ほとんどのアクティビティに参加できない3歳次男がかわいそうだと。
でもボニート以前の旅、私達家族は3歳児(当初は2歳)に合わせて行動してきたんです。そうすると8歳の長男や6歳の娘に体験させたいこともチャレンジできない状態で、「一番下の子に合わせるだけが旅じゃない!」というのが、今回の旅の試み。
川でのフローティングは伴走ボートが付かない川もあるのですが、下の子がボートに乗れるものだけを選びました。ボートから家族全員が泳ぐ姿を間近に見て、3歳児も感じたことがあるはずです。
ちなみに、旅行会社からはその伴走ボートに母親か父親のどちらかが一緒に乗らなければならないと言われていましたが、現地ガイドからはそのような指示はなし。
ボイア・クロスに8歳の長男を参加させるのも旅行会社は嫌そうでしたが、8歳児が無理なアクティビティには思えませんでした。どちらも予想通りです。
最初に相談したその旅行会社は小さな子供連れでボニートに行くことに対してあまりにも否定的だったので、結局は他の旅行会社にお願いすることに。
しかしむやみに決行したわけではありません。現地に問い合わせをしたり、旅行会社の提案にはなかったアクティビティを探して入れ替えたりと、私達家族にとって無理がないプランを作ったつもりです。
午前に1つ、午後に1つのアクティビティしかスケジュールせず、宿泊先のプールなどで子供が自由に遊べる時間も作りました。私達は3泊4日にしましたが、大人だけなら2泊3日でも楽しめる旅行先です。
4日目:最終日は家族全員で滝めぐりハイク
そして最終日。さすがに今日は動物好きの3歳児君のためのゆるいツアーをセレクト。広大な牧場の敷地内で動物に触れあったり、ハイキングをしながらいくつもの滝を巡り、その滝周辺では自由に泳ぐ時間があるというもの。場所は「魚の川」を意味するRio do peixe。
牧場到着早々、バクに遭遇。3歳、バクに動じず。
これは子供でまだまだ大きくなるそうです。動物たちは野生ではありますが餌付けされた状態ですので、人を怖がりません。
サルにもバナナ。
ブラジルはオウムやインコがとにかく多いです。
餌の口移しは子供達が嫌だというので、私がやりました。(写真は私じゃないです。分かるか...)
そして十数名の参加者と共に滝めぐりハイクへ。
こういう時、もともと人懐っこい長男は、たいていガイドさんのすぐ後ろを歩きおしゃべりしています。しかし今回は娘も先頭を歩きます。
いつもは「歩けない~」「暑い~」「疲れた~」と最後尾でダラダラするタイプですが、今の彼女にはフローティングでついた自信がみなぎっているよう。
川沿いの森の中を歩き、滝に着いたら泳ぎ、また歩き、次の滝に着いたらまた泳ぎというツアーでして、5つ目くらいの滝からは「もう泳がなくてもいいかな」という気持ちになるのですが、娘は水場に着く度に「さあ、泳ごう!」と誘ってきます。
スノーケルがしたくてたまらない。
中には、飛び込み台のある場所も。ここは滝壺に向かって飛び込む高さ5メートルの飛び込み台。
3歳次男のための一日であったはずが子供を置いて、夫と私はジャーンプ!
ツアー参加者の半分以上が飛び込みたくない人達だったので、皆さんが娘と次男の遊び相手をしてくれていました。
ここで長男に「飛べ!」というほど私も鬼ではなく、彼には何も言わなかったのですが、少し迷った末に飛び込んでいました。へぇー。最初に生まれた子らしい臆病なところもある長男ですが、妹の頑張りに触発されたのでしょうか。
これはチロレーザという遊び。川を横切るようにロープが渡されていて、そのロープに引っかけた滑車につかまりスタート。
川の真ん中あたりで手を離し、川へ飛び込むというものです。ターザンみたいで楽しいのですが、これもかなりの高さから飛び込むことになります。大人でも辞退する人多し。
後日、長男がぼそっと「あの時ね、『君は勇気があるね』って言われたんだ」と。ドキドキした気持ち、誇らしかった気持ち、ふと思い出すんでしょうね。
これで3泊4日ボニートの旅は終わりです。
子供達、特に娘の成長に気付かされた旅。またこんな旅に連れて行こう、と思いました。
日常生活ではもっと寛容に見守らねばとも。
しかし、自宅に戻ってから我慢できたのは3日。また急かしてばかり、小言ばかりの毎日です。
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