夏がついにやってきました!

公開日 : 2017年06月08日
最終更新 :
筆者 : 尹 久奈

北緯64度に位置するアイスランド。

メキシコから来る暖かな海流と、北極から吹き付ける冷たい風がせめぎあう国です。夏でも気温は15℃前後と、日本と比較するとかなり「寒い」夏です。

アイスランドの「暑くない夏」は花の開花や、木々の緑で視覚的に楽しむことがほとんど。気温が低いので服装もほかの時期とはあまり変わりません。分厚いコートがフリースセーターに代わるくらいでしょうか。

そんなアイスランドの夏を写真でご紹介します。

まずは、チョルトニン湖にある桜。開花は5月中旬で、小さい木ながらたくさんの花をつけています。こんな北の国でも頑張ってるんだと、応援したくなってしまいます。レイキャヴィークにいると、ようやく暖かさを感じる季節が来たのだ、と感じますね。

Sakura.jpg

こちらは「ブルーベリー」の花。アイスランドの夏の終わりには、ブルーベリー狩りが人気で、家族連れで近所の野山にブルーベリーを採りに行きます。日本で見かける木ではなく、アイスランドのベリーは地面を這うように生育しています。

Berry.jpg

タンポポのような濃い黄色で、小さなかわいらしい花はソゥレイ。女の子の名前としても使われたり、アイスランドを代表する花です。小ぶりですが群生すると丘一面が鮮やかな黄色になります。

Soley.jpg

ルピナスは輸入された花ですが、繁殖力が強く、今ではすっかりアイスランドの夏を彩る季節の花となりました。濃い青紫の大ぶりの花の群生は、遠くから見ると青い絨毯のようです。6月から7月にかけての短い間のみですが、まさしく夏の到来を告げる花と言えます。

Lupinas.jpg

また、5月の中旬を過ぎると森も急に緑になります。

Trees.jpg

今年は雪が遅くまで続き、4月後半まで雪が舞うことがありました。冬が長い分、緑あふれる夏というのは嬉しいものです!

Snow.jpg

アイスランドの天気は変わりやすく、20℃近い汗ばむ日もあれば、10℃まで下がり風の強い日や雨の日もあります。また一日のなかでも大きく天気が変わることも。下の写真は良いお天気に見えますが、風はとっても冷たくてコートを着ていても寒いくらい。写真を撮っているうちに手がかじかんでしまうほどでした。

Oldharbour.jpg

そして、アイスランドの夏といえば白夜。夏至の前後数週間は、真夜中でも太陽が沈まず24時間明るい期間が続きます。夜になっても明るいので、時計がないと何時だかわからなくなってしまいます。

11717382_10206005962163198_710786908301492143_o.jpg

日本とは随分雰囲気の違う、アイスランドの夏。旅行にもピッタリのシーズです。ぜひ一度は来てみてくださいね!

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。