大晦日の夜は赤いぱんつで!
みなさん、いよいよ2011年も最後の12月31日となりました。
日本での大晦日は、除夜の鐘を聞きながら、過ぎゆく一年を振り返り、新たな一年を思って厳かな気持ちで新年を迎えていました。
ここイタリアでは、大晦日は友達や恋人と楽しく騒いで過ごすお祭りです。カウントダウンと同時に爆竹が鳴り、花火が打ち上げられ、新年の幕開けとなるのですが、ほかに私がびっくりした習慣があります。それは、大晦日の夜に、真新しい赤色の下着をプレゼントし合うこと。赤い下着を身につけて年越しをすると幸運がやってくると言われているからです。
クリスマスに続き、恋人同士、友達同士でも贈り合うのか、ショーウィンドウには真っ赤なぱんつが並びます。
この習慣、ダンナも義父も生粋のローマ育ちの叔母も、みんな知ってはいるものの、その起源は?となると誰も知りませんでした。
「開運だから」と言われても、「じゃあなんで赤色?なぜに下着なの?」と追求する私。
調べてみました。
すると、その起源は紀元前30年頃、初代ローマ皇帝のアウグストゥス帝(紀元前63~紀元14年)の時代にまで遡るそうです!
その当時、赤は権力と富、精神、健康の象徴であり、従って良運をもたらすと信じられていました。権力者たちのマントが赤色に染められていたのもそのためなんだそうです。そして、一般の人々の間でも一年の終わりに、衣服の下にこっそり赤いものを身につける習慣が出来ていったとか。原典がどこかは見つけられなかったので、学術的に正しいかどうかは分かりませんが、俗説としては説得力があって面白いと思います。
冗談はさておき、皆が健康で良い一年を送れるよう祈る気持ちはいずこも同じだと思います。
日本はイタリアより8時間進んでいるので、新年も早く訪れますね。
皆様、良いお年を!
そして2012年がひとりひとりにとって少しでも素敵な一年になりますように。Felice Nuovo Anno per tutti!!!!
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