家の近所のクリスマスのイルミネーション。

公開日 : 2013年12月11日
最終更新 :

こんにちは。日本はもうクリスマスの飾り付けは始まっていますでしょうか?

毎年12月に入るとすぐに、家の前の道路(ローマ中心部)に真っ白い大きな星や垂れ下がるすだれ状(川をイメージしたもの?)のクリスマスのイルミネーションが道沿いに何百メートルと飾り付けされるのですが、今年は未だに何もありません。

どうしてしまったのでしょうか?

マンションの入口にも巨大ツリー(ヴァテイカン市国が用意するツリー程ではありませんが)がもう出る頃なのですが、今年はないのでおかしいなぁ~と思っていた矢先、何といつも巨大ツリーが出るはずの場所に、大きなポインセチアの鉢がポツンと置いてありました。

ポインセチアも巨大といってみれば巨大です。巨大ツリーが巨大ポインセチアにすり替わったようです。一応、巨大な前例にあわせるよう気を使ってくれたのかもしれません。

管理人さんに聞いたところによると経済危機などの影響もあり、電気の無駄遣いはもったいない(一晩中点滅していますので)という意見がかなりの数あったそうで、巨大ツリーはクリスマスの日直前にでるそうです。

国内に原子力発電所を持たず電気代が高いイタリアでは(チェルノブイリ原発事故の時に即刻国民投票が行われ、国内の原発の全機を停止。高くてもよそから買う、安全性から国として持たないと脱原発宣言しました)、電気はなるべく使わない、またはこまめに切る傾向があります。

今から10年以上前に当時住んでいたペルージャでは、夏は暑くても冷房がない家がほとんどだったので、これだけの人が夏に電気を使わないでいてくれたら、これは地球に優しいわとよく思ったものでした。

今年の夏に再び訪れましたが、冷房はまだ普及していませんでした。夏は暑ければ扇風機か、プールかシャワーで涼むという対策をとっているようです。

電気は枯渇資源なので、電気をなるべく使わないようにするというこの事自体は大賛成です。

怖いのは、イタリア人で電気を節約する人は、電気をつけずに真っ暗闇で何かごそごそやっていることです。人がいないと思っていたりする所に突然いたりするので、かなりびっくりします。

そこで、おそらく家の前の道路のイルミネーションも資源の節減の為ではないかと思います。(本当の理由はわかりません)

ところが、商店街としての共同のイルミネーションがないかわりに、今年は各商店・個人店が去年よりも早くクリスマスの飾り付けを始めました。

DSCN1565.JPG

↑ 家の近所の酒屋さんの飾り付け。

DSCN1573.JPG

↑ 不動産屋さんの飾り付け。ここは11月からもう行っていました。白熊がたくさんいます。

ヨーロッパはクリスマスの飾り付けが美しいイメージですよね。

ローマはイルミネーションよりも、24日のディナーと25日のランチにおいしい食べ物をたらふく食べることでの対決の方(?)に住民の皆さんの神経が集中している気がします。

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。