トレヴィの泉は工事中です。コインを投げられる仮設の"ミニ泉"ちゃん登場!

公開日 : 2014年07月14日
最終更新 :

今日は、"う~ん。もう少し何とかならなかったのだろうか、工事方法。" と思ってしまった修復工事中のトレヴィの泉からお届けします。6月より修復工事が始まったばかりのトレヴィの泉ですが、最初の報道では観光客の為に一度に全てを隠さず、コインを投げられるスペースは確保しますと言っていたので、少しは泉(噴水)を楽しめるものかと思っていましたが甘かったようです。

今日訪れたところ、予想以上に、いや完全に本格的に工事を行っており、トレヴィの泉の影も形もありません。

Trevi 1-1.JPG

↑ いつも通り、人でいっぱいです。修復工事の為、泉の周りをぐるりと透明プラスチックで囲われており、現在一歩たりとも中に入ることはできません!

Trevi 2-1.JPG

↑ 訪れたのは19時30分頃ですが、まだ外は明るいです。今の時期、外が暗くなるのは21時30分~22時頃なので遅くまで遊べます。

Trevi 3-1.JPG

↑ 泉の正面のポーリ宮の壁面に飾られた彫刻群は、完全に足場に覆われています。

DSCN0929.JPG

↑ 修復工事に入る前はこの様な感じです。

Trevi 4-1.JPG

↑ よく見ると、中を歩いている人がいます。

Trevi 5-1.JPG

↑ あっなるほど、一方通行で泉の上に渡された橋(ちょっぴりコロッセオ状態)を渡りながら見学できるのですね!海馬などは囲われていないので、近くで見ると妙な迫力がありそうです。

Trevi 6-1.JPG

↑ 泉の水盤の中には水はありません。残念!

Trevi 7-1.JPG

↑ ここから内部に入り、橋の上を歩くことが出来ます。

Trevi 8-1.JPG

↑ 入場の為にたくさん人が並んでいます。ところで、トレヴィの泉では後ろ向きにコインを投げるともう一度ローマに戻って来ることができるといわれていますが、水がないのでコインは投げられないのかしら?

Trevi 9-1.JPG

↑ まっ、まさかこれが・・・。トレヴィの泉の仮設ミニ泉が作ってありました。トレヴィの泉のほぼ正面中央部にあります。仮設泉の前でも、みんな真剣な面持ちでコインを投げています。泉が若干小さ過ぎるのかコインがうまく入らず、ばらばらと地面に散らばっています・・・。

2 041.JPG

↑ 泉が見れず残念でした。でも修復工事が無事始まって良かったです。

このご時世、なかなか工事費用の為のスポンサーになってくれる人がいませんでしたが、フェンディ(FENDI イタリアの高級ブランド)が名乗りをあげてくれました。

気分を取り直して、泉の前の店でローマ名物でもあるアリッチャ(Ariccia ローマ近郊の町)のポルケッタ (Porchetta)のパニーノをいただくことにしました。(写真中央)

ポルケッタとはポルコ(Porco イタリア語で豚)の小さい版、すなわち子豚のことで、子豚にハーブなどを詰めて焼いた焼豚です。スライスしてそのまま食べたり、パンにはさんでパニーノにすると病み付きになるおいしさです。ローマ近郊のアリッチャのものが高品質で有名です。

トレヴィの泉の修復工事は予定では年内に終了とのことです。早く終わってまた皆を楽しませて下さい!

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。