人間観察が面白いイタリア、ポポロ広場へ行ってみよう!

公開日 : 2014年07月26日
最終更新 :

今日の夕方、ポポロ広場(ピアッツア・デル・ポポロ Piazza del Popolo ポポロはイタリア語で市民という意味)へ散歩に行きました。

この界隈にはスペイン広場(階段)があります。ショッピングストリートとして知られている目抜き通りのヴェネツィア広場からのびるコルソ通り(Via del Corso)の終点がこの広場になります。

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↑ ポポロ広場の最寄り駅は、地下鉄A線フラミニオ駅です。地下鉄の出口の真正面がポポロ門です。ポポロ門をくぐると、この様にポポロ広場へ入ります。広場からは南に3本の道がのびていて、真ん中の道がコルソ通り(写真ではちょうどオベリスクの後ろの通り)です。夕方20時30分頃の様子です。

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↑ 美しい双子の教会です。これは目の錯覚で、面積も形状も完全に同一ではありません。

ポポロ広場は古くは交通の要所であり、昔、北からやって来た巡礼者はこの広場で身元チェックと幾ばくかのお金(税金)を納めて、ローマへ入りました。

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↑ 広場にはいつもたくさんの人がいて、ぼ~っとしたり、おしゃべりをしたり、読書をしたり、また、待ち合わせの場所に使われたりします。広場には有名な Canova (カノヴァ)などのカフェが面しているので、テーブル席でコーヒーとおいしいスイーツを食べながら人を眺めるのも楽しいです。

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↑ チルコ・マッシモからやって来たオベリスクが広場の中央に建てられています。

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↑ 路上パフォーマンスをする人もたくさんいます。おっ、お兄さんが空中に浮いています。

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↑ 後ろからも。未だに分からないのですが、どの様になっているのでしょうか?

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↑ 左手を軽~く支柱の上に置いているだけです。写真向かって右側にいるお兄さんとお喋りをしたり、足を曲げたり、ぶらぶら動かしたりしてもいました。

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↑ 浮いているお兄さんを見ていると、真後ろからマイケル・ジャクソンの曲が大音響で聞こえてきました。振り返って見ると、マイケル・ジャクソンがいました。

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↑ 持参のスピーカーから次々と流れ出るマイケルの歌に合わせ自分も歌って踊ってと、何とも激しいパフォーマンスです。ムーンウォークはとても上手でした。

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↑ 飛んだり跳ねたりすざまじいマイケルの物真似であります!30cm位浮いています。この衣装でビリー・ジーンを歌っています。

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↑ この服は3着目でスムーズ・クリミナル(の歌)にあわせて踊っているところ。左側のスーツケースの上に衣装が丸められているのが見えますが、衣装替えも手品の様にスピーディーです。皆、見とれています。

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↑ マイケル・ジャクソンも面白かったのですが、続いて、お兄さんの周りに子供が群がっているので行って見ることにしました。写真の右側の水色のTシャツのお兄さんなのですが、両手に釣竿を持っています。

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↑ なるほど~。シャボン玉で一人遊びをしているお兄さんでした。子供達とそのお母さん達も大喜び!

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↑ 広場の東側に面しているのはピンチョの丘です。丘の上からこちらを見ている人が見えますね。

 噴水の前で、長い時間、人魚姫の様な(?)大胆なポーズをとっているおばさんがいました。(写真を撮らせているのは娘)

イタリア人はあまり人の目を気にしない国民なので、他人が何をやろうと基本的には"いいじゃない。"みたいな感じですね。だから、みんなが思い思い好き勝手なことをやっています。一人一人の個性がとにかく強烈で、いつも笑わせてもらっています。

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↑ マイケル・ジャクソンの隣では、自称オペラ歌手のおばさんが酔いしれています。

こちらも自宅から持参と思われるスピーカーで(マイケルと違ってスピーカーしっかり立ってます)耳をつんざくような高音ソプラノの大音響、もうこうなってくると何でもありですね。そうこうしているうちに、アコーディオン弾きのお爺さんがやって来ました。

イタリアは広場に限らず公共交通機関の中も、どこでもとても自由な雰囲気ですので、人間を見ているだけで楽しめると思いますし、元気づけられることもあるのです!

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

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