X'masのおいしいお菓子作り。マンマ伝授のレシピ "不恰好だけどおいしい" という名の焼き菓子、ブルッティ・マ・ブオーニ。

公開日 : 2014年12月26日
最終更新 :

イタリア人のマンマにご協力をいただき、クリスマスのお菓子作りを取材させていただきました。

イタリアではクリスマスにケーキも食べますが、ケーキだけがメインという訳ではなく、ケーキの他にも細々としたお菓子がたくさん並び、それぞれが主役となっています。

美食の国だけあり、クリスマスはメインのお食事以外にもデザートの種類が豊富です。

クリスマスから年末年始にかけて、彼らに付き合って日本人がまともに食べたり飲んだり(ワイン)していると、体質もあるのか、5~7キロは軽く太ります。十二分にご注意下さい。(実証済み)

今日は "不恰好だけどおいしい" という名の焼き菓子、ブルッティ・マ・ブオーニ(Brutti ma Buoni)をご紹介します。

ブルッティ(Brutti)はイタリア語で "醜い" とか "不恰好" という意味です。

"マ(ma)" は英語の but にあたり、"しかし" という意味。ブオーニ(Buoni)は "おいしい" です。

見掛けは不細工なお菓子ですが、味は抜群です。男性でも簡単に作れます。

材料(55個分):

くるみ 殻なし 1キロ (もしくはヘーゼルナッツ 800グラム + くるみ 200グラムの組み合わせでも)

卵黄 5個

砂糖 500g

バニラエッセンス 適量

もっと少ない量を作りたい時の材料:

くるみ 殻なし 600g 

卵黄 3個

砂糖 300g

バニラエッセンス 適量

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↑ 作り方です。まず、くるみ(殻は取る)をミキサーにかけ細かくする。ゴロゴロと粒が残る様に。粉状にしすぎてはダメ。(写真を参照)

そして、ボールに全ての材料を入れ良く混ぜる。その後、2~3時間冷蔵庫に入れておく。(普通のお菓子作り本には、冷蔵庫で寝かせるとの記述はないが、マンマ曰く、味が馴染むので冷蔵庫で数時間寝かせるととても良いそうです。5時間でも良し。)

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↑ クッキングシートを敷いた天板の上に、生地を並べる。水で塗らした手で、適当に形を作りながら置いていく。スプーンなどは使わない。

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↑ その後、160度位に温めたオーブンの中で20分焼く。途中で一つ一つ、ひっくり返したりする必要はないが、もし天板の向きが変えられるのなら変えても良い。

目で見て、表面がキツネ色になって来たら焼き上がり。外に出すとまだ暖かいうちは軟らかいですが、時間と共に硬くなって行きます。

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↑ 不恰好だけれどもおいしいお菓子、出来ました! 形はひどいです(か?)

イタリアはスローフードの国なので、健康を考え、日頃からお菓子やジャム、トマトソースなどは家庭で手作りすることも多いです。(添加物はなしで愛情はあり!)

ブルッティ・マ・ブオニは、元々は北イタリア発祥のお菓子ですが、今日では全国的に見られ、レシピのバリエーションも色々です。

くるみさえ手に入れば簡単に作れますし、日持ちもするお菓子です。

材料を混ぜるだけなので、一度お試しいただくと、全く料理の出来ない方でも、今後得意料理になる可能性もあります。(特に男性にお奨め。得意料理がイタリアの焼き菓子とはお洒落かも・・・。)

次回もマンマにご協力をいただいた、チョコレート詰め乾燥イチジクのオーブン焼き(Fichi Secchi Ripieni)をご紹介します!

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

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