ボルゲーゼ美術館の入場無料日(毎月第一日曜日)の予約方法について。

公開日 : 2015年04月23日
最終更新 :

イタリアは昨年の7月1日より、 "文化遺産はみんなで享受しよう!" をモットーとして規定が改正され、毎月第一日曜日は国営の美術館、ギャラリー、博物館、遺跡、遺跡公園などの入場が無料となっています。

毎月の無料入場日や夜間開放日の設定などにより、イタリアを旅行する皆さんにとってもメリットがたくさんとなりました。

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よくあるご質問に、"第一日曜日の無料入場日にボルゲーゼ美術館(Galleria Borghese)に行きたいのだけれど、入場無料日でも事前予約は必要でしょうか?" というものがあります。

今回は珠玉の作品がごっそりと揃う、ボルゲーゼ美術館の入場無料日の入館方法についてまとめてみたいと思います!

まずこの美術館は、基本的に入場無料日(第一日曜日)でない普通の日の入場でも予約が必須となっています。ですので、予約がないと入ることができません。

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↑ ベルニーニ作のプロセルピナの略奪(Ratto di Proserpina)。

プロセルピナに恋をしてしまった冥界の王プルートが力づくでさらっていくところ。彼女の柔らかそうな太ももに食い込む指先が大理石の彫刻とは思えない、ベルニーニがまだ22~24歳頃の1621-1622年の作品。

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入場無料日(毎月第一日曜日)の予約方法:

1. 紙とペンを用意する。

* 近未来の入場無料日は6月7日(日)、7月5日(日)、8月2日(日)、9月6日(日)。

2. 予約センター (イタリア国番号+39) 06-32810 に電話をする。受付時間は、月~金曜日 9~18時、土曜日 9~13時。

3. ご希望のフリーエントランス日に空きがあるか聞いてみる。

* ボルゲーゼ美術館はとても人気がある為、2ヶ月先まで予約がいっぱいのことが多いが、場合によっては空きがあるかもしれないので聞いてみよう。

4. 予約できるといわれたら、ご希望の入場時間と入場人数を伝える。

* 入場予約は9時、11時、13時、15時、17時の5回の中から選べます。見学時間は最大2時間で、9時の回に入場すると11時まで。

5. ご希望の時間帯に空きがあり予約が可能なら、数桁の予約番号を伝えられる。番号をメモしておき、入場日の当日に切符売り場で番号を伝えればOK。

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↑ 同じくベルニーニのアポロとダフネ。

美術館入館についてのアドバイス:

* 美術館の入口

⇒ ボルゲーゼ美術館は、建物正面の階段を上った上の部分(2階)と階段の下(1階)に入口があります。

入場の入口は階段を上らずにこの1階部分から入ります。中に入ってすぐ右に行くとカウンターがあります。ここで予約番号(人数)を伝えて下さい。チケットを発行してもらったら、すぐ近くの荷物預け場でカバンを預けて鍵をもらいます。

* 早めに到着しよう!

⇒ 予約者は手荷物(バッグなど)をロッカーに預けた順に入場する形となっています。

少なくとも予約時間の20分前には到着され、手荷物を預けて、入場者用の入口の前で待っていることをお奨めします。手荷物預け場所にはいつも列が出来ています。(手荷物預け場所のすぐ隣には、ブックショップやバールもありますので早く済んでも退屈することはありません。)

無料入館日なので、この日はイタリア中、どの施設もとても混雑しています。時間に余裕を持って行動することをお奨めします。ボルゲーゼ美術館の切符売り場は8時30分からオープンしています。

* ローマパスは必要なし 

⇒ 無料公開日は無料対象となっている施設ではローマパスは必要ありません。無料で入場できる日なので掲示を求められることもありません。

インフォメーション:

名称    ボルゲーゼ美術館 (Galleria Borghese)

住所    Piazzale Scipione Borghese, 5

行き方  地下鉄A線フラミニオまたはスパーニャ駅で下車し徒歩。バスなら 116、88、95、490、495、52、53、63、86、92、116、217、360、491、630、910、926番、トラムなら19、3、2番が良い。

オープン時間   9~19時(最終入場回は17時)

ホームページ こちら

休日     毎週月曜日、1月1日、12月25日

以上、ボルゲーゼ美術館の入場無料日の予約方法のまとめでした。素晴らしいご見学を!

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

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