【Il BeneGiornale】"日本人を見習おう!そしてマスコミはもっと良いニュースを" イタリア軍での本のプレゼンテーション!

公開日 : 2017年04月28日
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友人が本を出版すると、ホテルや書店などで行われる本のプレゼンテーションに顔を出すことが時々ありますが、先日、アルマンド出版社(Armando Editore-人間科学や社会科学系の本を出版することで著名な出版社)から知り合いが本を出し、イタリア軍(国防省)で発表会をやるので来ないかと誘っていただきました。

軍の施設の中には、通常は一般人は入れませんが、プレゼンテーションの後に全員で素敵なお庭で立食パーティもやるとのことだったので、こちらも楽しみでもありました。会場の場所は、国立古典絵画館・バルベリーニ宮(Galleria Nazionale d'Arte Antica in Palazzo Barberini)に接している陸軍省の建物です。

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↑ 施設内です。入口を入るとすぐにローマの心優しき雌オオカミが迎えてくれました。双子の兄弟、ロモロとレモにお乳を与えています。後程ご紹介しますが、像は小さく見えますが、大きいです。写真で窓の少し向こう側は、前述の国立古典絵画館・バルベリーニ宮の敷地です。軍の方々は皆制服がビシッときまっていて、とても親切でした。外国人は筆者一人だけの様でした。

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↑ 発表会が始まりました。本の著者は一番左側のマルツィ氏(Marzi)、タイトルは「Il BeneGiornale - Alla ricerca del bene da promuovere e da diffondere per STARE MEGLIO」です。訳すなら「良いニュース-より良くいるための"良きこと"の探求と普及」と言ったところです。他の先生方も本について紹介して行きます。

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↑ 本の内容は、マスコミは悪いニュースや気持ちが暗くなる様なニュースばかりではなく、もっと積極的に良いニュース、明るくて楽しいニュースを取り上げて行こう!、そして私達もそういったものにもっと目を向けて行こう!という提案です。毎日、ニュースから流れて来るのが殺人事件や怖いニュースばかりだと、この先が心配になって来ます。しかし、世間には取り上げなければいけない良いニュース、心が温かくなる様なニュースももっともっとあると思うのです!

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↑ 今回ご紹介したのは、本の第三章が丸々、イタリア人が日本人に見習いたい点について掘り下げて書かれているからです。イタリア人の視点から見た日本人の良いところについての記述には、なるほどと思いました。プレゼンテーションの最後に質問コーナー(質疑応答)があったのですが、本を読んで日本に興味を持った、私も日本人の友達が欲しいと述べた拝聴者が多くいました。本はイタリア全国の書店や、インターネットで購入することが出来ます。イタリア語のお分かりになる方は面白いと思いますので、読んでみて下さい。

参考:

Armando Editore こちら

Amazon Italia こちら

イタリア共和国・国防省のサイト こちら

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↑ イタリアの方はユーモアたっぷりで、一般的にお話をするのがとても上手です!本当に、世の中を明るく良いものにして行こうと思っていらっしゃるのが伝わって来ました。私達はテレビや新聞、ラジオなどから日々多くの情報を与えられています。

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↑ オオカミと写真を撮っている人など誰もいなかったので恥ずかしかったのですが、オオカミ像をじっと見ていたら、同じくプレゼンテーションを聞きに来ていたご婦人が、"オオカミと一緒に撮ってあげるから、ルーパちゃん(雌オオカミ)に近づいてみて!"と後ろから声をかけて下さいました。イタリアのマンマは世話好きです!

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

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