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イタリア/ローマ2特派員ブログ 田澤 龍太郎

イタリア・ローマ2特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


永遠の都と呼ばれるローマには、七つの丘があり、これらの丘がローマという都市の基礎を作ったと言われています。その七つある丘のうち一つの丘、パラティーノ(伊語:Palatino)は、紀元前753年4月21日にロムルスが弟レムスを殺して、ローマを建国したという伝説が残っています。このロムルスとレムスの存在は、ローマ建国神話によるもので、その双子は狼に拾われ、この丘にあった洞窟で育てられたとされています。


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今回、ご紹介する現在のパラティーノの丘は、ピクニックに最適で、遺跡が彩る美しい一画となっているが、かつては古代ローマの最高級住宅地だったところで、貴族はここに邸を構え、歴代の皇帝は、豪華宮殿を建設したと言われています。その煌びやかな姿を見ることは、今は叶わないが、この広大な一画にある遺跡群から想像力を膨らませながら歩くと少しでも実感が湧くことだろう。


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パラティーノの丘の大部分となっているのは、約300年間、皇帝の主宮殿として使われたドミティアヌス帝の建造物群の遺跡であり、皇帝の宮殿(伊語:Domus Flavia)、皇帝の私邸(伊語:Domus Augustana)、競技場と3つに分けられている。 皇帝が私的な娯楽や競技に使っていたと考えられている競技場の近くにはセブティミウス・セヴェルスの浴場(伊語:Terme di Settimio Severo)の遺跡もわずかながらも残っている。これらの遺跡群は、現在は野原になっているが、ローマ最大で20万人収容の競技場とも言われたチルコ・マッシモ(伊語:Circo Massimo)から眺めてみるとその規模の大きさに改めて驚かされる。


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パラティーノの丘の東側には、皇帝の宮殿等で使用された水を大量に運んだとされるクラウディア水道橋(伊語:Acquedotto Claudio)の一部が残されています。古代ローマ時代当時からこのように完璧さを追求すべくインフラが整備されていたことを強く感じさせてくれます。


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そして、ローマ建国神話に登場するロムルスとレムスは、羊飼いのファウストゥルスによって発見され、彼らの家族に育てられたたが、現在もロムルスの家(伊語:Casa di Romolo)の遺跡がこの地ある。このパラティーノの丘もローマ帝国滅亡後は、荒廃し、中世にはその廃墟の上に教会や城が築かれ、ルネサンスの時期には枢機卿アレッサンロド・ファルネーゼ(伊語:Alessandro Farnese)を筆頭に富裕階級がこの丘の上に庭園を造ったと言われている。


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2018年11月12日

太陽と情熱の国イタリアはサッカーだけに限らず、剣を使うスポーツ競技の一種であるフェンシングの強豪国としても知られています。このフェンシングの種目の一つであるフルーレでは、2012年のロンドンオリンピックの団体戦で金メダルを獲得するだけではなく、個人戦でも好成績を収めています。(※フルーレは、攻守交代がある種目で胴体部分に500g以上の突きを当てることで点数になる種目です)


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画像提供:KAITO STREETS氏(ご本人承諾済)


フレール、エペ、サーブルの三種目があるフェンシングは、それぞれ使用する剣やルールが異なるが、欧州で発達した剣術が起源となっていると言われている。エペの種目でも2016年リオデジャネイロオリンピックにて団体で銀を獲得し、またサーブルの種目でもやはり、2012年ロンドンオリンピックの団体競技にて銅メダルを獲得しているこのフェンシング大国のイタリアそして、ここローマで練習を積み重ねる一人の日本人選手がいる。その日本人選手の名は、2020年の東京オリンピックにてメダルを狙うストリーツ・海飛(カイト)選手です。


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画像提供:NORIKO STREETSSUEYOSHI氏(ご本人承諾済)


彼自身の種目であるサーブルは突きだけではなく、斬りも有効となる種目で、北部イタリアの決闘用サーベル術が由来とされているようだ。オリンピックでは2004年から正式種目として採用されている。


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画像提供:KAITO STREETS氏(ご本人承諾済)


次のオリンピックである2020年東京オリンピックでメダル獲得が期待されるストリーツ・海飛選手は、イタリア国内でも有数の名門クラブで知られる「ローマフェンシングクラブ(伊語:Club Scherma Roma)」にて、もともと才能に恵まれたフェンシング技術のさらなる向上を目指し、日々腕を磨いている。日本代表にも選出されている彼の練習の基点となっていたのは、彼の父の母国であるアメリカだが、オリンピックや世界選手権等で輝かしい実績を残している強豪国のイタリアで学びたいという思いから今回の短期留学を決めたようだ。


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2018年11月 4日

今回は、大都会ローマの街から南へと約120km先にある小さな海岸沿いの町”スペルロンガ”(伊語:Sperlonga)をご紹介させて頂きます。この可愛らしい町は、鉄道の沿線から外れている場所にあるにも関わらず、オンシーズンになると観光客に乗っ取られる町でもある。それでも漆喰の壁が並ぶ歴史中心街は、トレンディな雰囲気が漂う場所でローマの人たちに人気があるビーチリゾートです。


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このスペルロンガは、人口は約3300人とかなり小さな町ではあるが、イタリアのもっとも美しい村(I Borghi più belli d’italia)に登録されています。この民間団体は、歴史的な遺産や景観を有する小規模な自治体や分離集落・地区によって構成され、その振興をこの団体の目的としている。何よりも大きな価値があるにも関わらず、主要な観光ルートから外れるため、結果として劣化・過疎化・廃村化の危険性に晒されている小規模な村の保全・整備・再活性化を図るというイタリアならではの取り組みの一つでもある。


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この丘の上にあるスペルロンガの町から望む岩だらけの岬の両側には、美しいビーチを目の当たりにすることができます。


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今回は、時間的な余裕がなく、訪れることができなかった”ティベリウス帝の洞窟”(伊語:Grotta di Tiberino)は、この町に残る古代ローマ時代の遺跡である。洞窟内には、ティベリウス帝が使っていた円形のプールがあり、洞窟内には皇帝の別荘が残っているというこの町でもまた古代ローマの歴史を感じることができる。


Sperlonga_Grotta di Tiberino.jpg



⇒続きを読む"ローマ近郊でもっとも美しい海に出会えるビーチリゾート"スペルロンガ""

2018年10月30日
2018年10月 2日
2018年9月23日
2018年9月13日
2018年9月 4日
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  • 特派員プロフィール
  • ローマ2特派員

    ローマ2特派員
    田澤 龍太郎
    2012年よりイタリアの協同組合の仕組みや障がい児教育の研修のため永遠の都ローマへ。ローマ娘のイタリア人と出会い、結婚をきっかけに勉学や仕事でイタリア各地を転々としながらも最終的に愛すべき街ローマへ戻る。現在は、現地でサッカーを中心にしたスポーツ留学サポートや旅行アシスタントやコーディネーター等と現地在住の強みを活かした仕事をしながらどっぷりと濃いローマライフを満喫中。ご連絡はこちらまで是非! DISQUS ID @disqus_gTeWNI2iMi

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