モテる女の条件 <芸者>

公開日 : 2010年04月06日
最終更新 :
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様々な人種が混在するベイエリア。  肌の色にしても多種多様で、考え方も自由で、進歩的な考え方をする人が多い。  モテる女性はどんな人? 非常に難しい。  しかし私が『日本人女性』という事でこんな思い出があります。

相手は、シリコンバレーの某IT企業のシステムエンジニアのアメリカ人男性。  誰よりも早くハイブリット車を購入。  その車は通勤用で、週末用に四駆車も所有。  週末は、お寿司を食べに、冬はみんなでスキーに行って、年越しカウントダウンの花火を見ながら ”ピンクのシャンパーン” をポ〜〜ンッと開けていた。

私にとっては大変幸せな時を過ごしました。

春スキーをみんなで楽しんだ数日後、突如彼は、「貴方は、”変わった” 日本人女性です。」と言い出した。

皆さん、私のプロフィール写真を見てください。  善し悪しはともかく、いわゆる一般的な日本人だと、私は思います。  目はポッテリ一重で、身長は160cmの標準。  お箸と焼き魚、みそ汁で育ち、ほうじ茶をすすり、ちゃぶ台には醤油が置いてある。  季節になれば ひな人形も飾る。

自称 ”日本食通” の彼に、刺身のツマは、食べられる物だと教えたのはこの私。  茶碗蒸しは、デザートではないと一緒に食べたではないか。  それを今更何故、変な日本人扱いをする!  パーティーで靴を脱がなかったのが変だったのか!  乗っていた車がフォード・エクスプローラだからなのか!  それとも、着物を着ていないからか!!!

キ・モ・ノ。  何か予感して具体的に聞いてみた。

彼曰く、「日本の女の人は、無口です。  微笑むだけで大声で笑いません。  お酌はしますが、お酒は飲みません。  そして貴方は、いつも僕の隣を歩きます。」

これが、私が変な日本人女性の理由でした。

三歩下がって師の影を踏まず、、、三つ指ついて何とやら、、、。  愕然とした。  これまさに『富士山・芸者』の時代の話ではないか。  世界中の最新情報が集まってくるシリコンバレーにいる男の描く日本の女性とは、これだったのか!?

そして彼は去った。  真の日本人女性を見つけ出す為に、、、。

日本の女性は、繊細で、優しく、もの静かで、肌のきめも細かく奇麗です。 アジア系の多いこのエリアでも、日本人という事で確かにモテます。  物事を大げさに荒立てる事をせず、忍耐強く、家庭をしっかり守ってくれそうなので ”奥さん” にしたいという人もいます。⇒由々しき事ですが、夫の浮気を許すという意味にもとれます。

ある時、湯のみ茶碗を両手で持って日本茶を飲んでいた時。

「アメリカ人は、マグカップで飲むので片手で持つけど、片方の手を添える仕草が、とても可愛い。」と言ってくれた男性がいました。

小さい時からの小さな仕草が、大雑把な国民には ”愛おしく見える” のかもしれません。

<写真は、京都の舞妓さん。 珍しそう?に見つめる旅行者>

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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