ファーマーズマーケット

公開日 : 2010年06月22日
最終更新 :
朝市、市庁舎前034.jpg

仕事柄、曜日の感覚があまりなく、周囲の様子で曜日が分かる事があります。  駐車場の混みぐあい、新聞の厚さ、ファーマーズマーケット開催日もそうです。

市内には、年間通じて行われる朝市が9カ所あります。  家からの散歩コース内で2カ所。  フェリープラザとシビックセンターです。

近郊農家の方達が、丹誠込めて生産した野菜、果物、乳製品、お花、オリーブオイル。  お肉に魚。  またパン、スパイス、調味料、デリ。  形は不揃い、超特大から極小サイズ、色もカラフルで濃い感じ。  青い匂い、甘い匂い、香ばしい匂い。  ファーマーズマーケットの醍醐味。

でもこの2カ所、極端すぎて面白い。

『フェリープラザ』 船の発着所、ベイブリッジも見えて、ビル内のモールは、食をコンセプトにしたお店ばかり。 ”食のブティックモール” かなりブランド化しています。  地元買い物客からレストランシェフ、カリフォルニア料理の母もふらりと立ち寄ります。  自称食通・グルメ、カリスマ主婦の社交場。  環境問題から2年ほど前からプラスティック袋は一切なし。  袋が必要な人は、25セントで植物素材の袋を購入。  最近はブラウンバック(紙の袋)を用意している農家の方もいます。  観光客、視察関係者、取材カメラを持ったスタッフさんもよく見かけます。

ショッピングバックもウイリアムズソノマ、ディーンデルカのお高めブランド。  定番のホールフーズ、トレーダージョーズのエコバック。  魚河岸風バック。  バックを見ているだけでも流行とスティタスを感じます。 ”セレブな朝市”

一方、『シビックセンター』は、思いっきり ”庶民派朝市”  プラスティック袋、ズタ袋でお父さんお母さんが、挨拶がてらお互い買った物をチェック。  これが買いだ、あっちが安いと情報交換、井戸端会議。

値段も激安。  ほとんど1ドル、一袋でも目方でも1ドル、三本1ドルとか暗算可能。  フェリープラザの何セントまでの計算に比べたら大雑把。  白人、メキシコ系、インド系、アラブ系、アジア系と人種のるつぼ。  観光客風の人はあまり見かけない。  生活の匂いがプンプンします。

サンフランシスコは、ニューヨークと並ぶアメリカのグルメ都市です。  しかも、海が近いし畑も近い。  「無い食材をわざわざ『空輸』しなくても、季節になったら食べられるんだから、チョット待っていなさいよ。」  セレブも庶民も地元民、”食” に対する考え方は、そこにあります。

不格好果物万歳! 泥付き野菜万歳! 私達は、健康な食べ物を求めています。

フェリープラザ(フェリービル)→ 土曜日8時〜2時。

シビックセンター(国連プラザ)→ 日曜日7時〜5時。

それぞれ、平日にも開催していますが、お薦め開催日です。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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