Victory Parade ~ 雪遊び @ Market St ~

公開日 : 2012年11月01日
最終更新 :
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優勝パレード前日市役所前、まだまだ静かですが、中継車やレポーターさん達の位置確認など粛々と準備が進められていました。

10月31日11時、上空には中継ヘリもホバリング。  「市役所に向かった方がいい。」 と、道行く人に教わり、とりあえずセレモニー会場のシビックセンターへ、フェリープラザからパレードは既にスタート。  焦った、走った!

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とんでもない人の数の中、彼女はどうやってこの信号まで上る事ができたのでしょうか?

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プラスチック製のバス停の屋根、この人数でも壊れない事が証明されてた(?) (こんなCMあったな。)

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少し肌寒いこの日、市役所周辺は暑かった。  背丈のあるアメリカ人に挟まれながらも、つま先立ちで短い腕を伸ばして写してみるのですが、ぶれた曇り空ばかりの写真、「アタシャもう少し背が欲しい〜。」  又は、背の高い人を連れてくればよかった。  私の目の高さでは、黒いスエットシャツの背中しか見えず、トホホッ。

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同じ目線だったのが、このグリーンの女性。  何をしていたかというと、空き瓶を拾っていたのです。  人垣の間を一瞬しゃがみ込み、ペットボトルや空き缶を拾っていて、見物とは全く関係なく黙々と作業を続けていました。  でも、しゃがんだ瞬間踏みつけられたらおそらく巨漢の下敷きとなるでしょうから "命がけ" です。   

〜 市役所周辺は、"群衆" と化していました。〜

オオトリのパブロ選手(通称パンダ)が、両手を広げて観衆に挨拶しながら通り過ぎ、パトロールカーが、「Let's Go Giants」 コールのクラクションを鳴らし徐行、1時頃終了。  人々は、車道に流れ込もうとするのですが、フェンスが邪魔となっていました。

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誰かが、「上に上げて、押してみな。」 と叫んだ瞬間。  バタバタとフェンスが倒れ始め人々は、踏みつけながらなだれ込むように車道に出始めた。

『群集心理』  広辞苑で調べてみたら、大勢の人が一時的に集まって共通の関心に向かって反応する群衆の特殊な心理状態。  ある集団が良いか悪いか判断せずに何かに流される事のようです。  壊れたフェンスをまたぎながら、 "もしここで、警備のお巡りさんが「こらぁ〜!壊すなぁ〜!」 って追いかけてきたら私も含めて逃げ出すだろうなぁ、転んじゃったりしたら誰かに踏みつぶされてしまうんだろうなぁ。"  と想像し少し怖かったです。  特殊な心理状態が、徒党を組んで何か騒動になる事を "暴動" と言いますが、海外の日本企業に対して発生したニュースも思い出し、もしこの沢山集まった老若男女が、特殊な心理状態になったら? どうやって巻き込まれないように身を守るか歩きながら考えてしまいました。 ⇒ 来なければいいだけなんですけどね。

↓ でもこれ見たら来てよかったと思いました ↓ 

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一面オレンジ・白・黒の紙の雪に敷き詰められたマーケット通り、甲子園の砂のように袋に入れて持ち帰る人が沢山いましたよ。 (私も "集団心理" でポケットに詰め始め‥)

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雪遊びならぬ、紙の雪遊びに興じるガールズ。 「誰か私達の上に雪を降らせてくださ〜い♡」 男子達一生懸命降らせてましたよ。

毎年必ず降る訳ではない "紙吹雪" 約3000lb、100万人の上に降りました。

おめでとう、サンフランシスコジャイアンツ。

今季シーズン閉幕、来春は、WBCが、ジャイアンツ球場で開催 です。  また、2007〜09年、阪神、オリックスに在籍していた ボーゲルソン投手 は、本当に嬉しそうに、赤いオープンカーに乗っていたのがとても印象的でした‥。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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