MUNI Metro トランスファーの話 〜やる時はやるぜ〜

公開日 : 2014年02月21日
最終更新 :
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お昼ぐらいにもらった

2014年2月21日金曜日

午後4時まで有効なトランスファー

さて話は、"Transfer ticket(トランスファー・乗り換えキップ)" 少しせこい話。  トランスファーは、わら半紙風買い物レシート状紙で、そこに年月日曜日、時間が30分毎に印刷されて、大体2時間後くらい先の時間の部分で切りとられていて料金を払ってもらう支払い証明書でもある。  あると便利な "クリッパーカード" だと1時間半の乗り換え分がつく。

いくら市営鉄道とは言え、やはりアメリカ的でおおらか、運転手さんからもらうトランスファーもドンブリ勘定で3〜4時間分をくれる事もある。  そうなると現金(2ドル)で払った方が、クリッパーより長い時間何度も乗り換えができる。  乗り換えしない時、乗り換え時間の全く関係ない乗り物に乗る場合は、クリッパーカードを使い、料金箱のある場合、運転手さんから直接トランスファーもらえる乗り場では、ひょっとするとの期待を込めて現金で払ってみたりする。  ささやかで、とてもせこい話だけどやっちゃうんだ‥‥。

せこくても決してやっていけない事が "無賃乗車"

いくら市営鉄道とは言え、おおらかでアメリカ的。メトロ・バスは、簡単にただで乗れちゃう。 利用した事のある方なら、できちゃうかも?とよぎったと思う。  一日約16万人の利用者がいて全米でも混雑するライトレール、立派な駅舎もあれば道ばたにポツンと表示されている停留所もあり、どさくさに紛れて‥という人もある。 抜き打ちで無賃乗車摘発をすることがあり、そこに遭遇した時の事。

いつものように停留所で停まった。 車両の全てのドアから各5人ほどの男女が、降りる人より先に乗車してきた。 なんて失礼な人達かと思った。 一人の男性がその間をすり抜けるように降りた。 更に数人の大人、子供連れが降りようとドアに駆け寄った。 乗り込んできた失礼な人達が、私達に「チケット(トランスファー)見せてください」と静かな声で話しかけた、検札が始まった。 停車から3秒ほど、車内は静寂。 時折クリッパーの端末の音だけが聞こえた。 降りようとした人達は、係員に促されながら車外にでて話が始まった。(事情聴取みたい)  すり抜けた男性は外で待機していたデッカい係員に羽交い締め状態で道路に伏せていた。  いろんな言い訳だあると妙にに感心したのが、母親が「子供が一緒だから払わなくていいと(運転手に)言われた」 そんな訳ないだろ〜! 乳飲み子は払わなくていいけどお母さんは払わねばなるまい(しかも二人分席取ってたぞ〜)。  5分後、検札終了。 リーダーと思われる男性が笑顔で「ありがとうよい一日を」と言って降りていった。  やる時は徹底的にやる、これアメリカらしい。 もちろんですが、住民と旅行者の区別はありません。 せこい話で2ドルが惜しくて "三桁の罰金" てな事になりませんように‥。

(2月のお題:電車(メトロ))

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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