魚の "卸し" のお店とマスのびっくり"下ろし"

公開日 : 2016年05月28日
最終更新 :
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魚料理について、先ずは、旬を知りたくて(買いたくて)思いついた所が "魚の卸し" だった。『オールシーズ(ALL SEAS WHOLESALE)』は、ホールセールつまり卸問屋で、一般消費者には販売していない。 が、ひょっとして買えるかもしれないと尋ねてみた。

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「ごめんなさいね、ウチは工場みたいなところだから」と対応してくれた、とても漁業関係者とは思えないほどキャシャな女性にあっさり断られた。  ただ、魚を下ろしている風景を記念に写真に収めてきた。 時間的に売買は終了していて、見えているのは空き箱だけ、ビニールカーテンの奥が工場。

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邪魔にならないようにカーテン越しに写させてもらった。 サーモン(鮭)を下ろしていた。 

魚の匂いはないし、思った以上に明るくて清潔な工場だった。  

連休前なので今朝は忙しかったそうだ。 (どもお邪魔しました)  

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こじんまりとした『ジェイ・アール・シーフード(JR SEAFOOD)』 ここは買えるかも思ったけど、

店主と思しき陽気なイタリア雰囲気ムンムンの彼(名前忘れてしまった)「うちはレストランとかがお客さんなんだ "ホールセール(Wholesale)卸し" だから ...」って言ってたけど、看板をよく見てみたら "リーテール(Retail)小売り" とも書いてるやんか!  金曜日朝9時前、こちらもほぼ今日の仕事は終わったそうで、心は連休に入っちゃっていたかもしれない 。(良い週末を)

で、業者さん相手とは言えども一般小売りもしているフィッシュマーケットにも行ってみた。

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ピア33は、アルカトラズ島フェリー乗り場としてよく知られている桟橋だけど、ここにフィッシュマーケットがあるのはあまり知られていないかもしれない。

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知っている人しか入ってこれなさそうな外観。

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担当の方が、「今日はもう掃除しているだけだから、いいタイミングではないけど、もう少し早く来ればいろんな魚が見られるよ」 とちょっと残念そうな表情だった。  基本は卸しだけど、ここは小売りもしてくれるので、何度か買い物をしたことがあるのだけど、一般的なスーパー以上の量なのでご注意くださいね。 また、基本的には業者さん相手なので、パパッと「何を何パウンド(lb)」って言ってちょうだいませ。 

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このデスクで素早く注文する、まるで築地魚市場的雰囲気。

一般向け小売りは、バークレー(Berkeley)に "モントレーフィッシュマーケット" があるので、ゆっくりじっくり見て買えます。 いろんな食材があるので楽しいですよ。  

【オールシーズホールセール】業者さん向け

住所:2390 Jerrold Ave San Francisco, CA 94124

電話:1-415-206-7327

営業時間:5:00〜12:00 日曜日休み

WEB:http://allseaswholesale.com

【モントレーフィッシュマーケット】

住所:33 Pier #37 San Francisco, CA

電話:1-415-956-1985

営業時間:3:00〜11:00

WEB:http://www.montereyfish.com

【モントレーフィッシュマーケット/バークレー】

住所:1582 Hopkins ST Berkeley, CA 94707

電話:1-510-525-5014

営業時間:10:00〜18:00 月曜日休み

WEB:http://www.montereyfish.com/pages/nav/retail.html

<<マス(Trout)びっくり下ろし>>

サンフランシスコは海辺の町なので魚と言えば "海の魚" だけど、カリフォルニア州の山岳地には『マス(Trout)料理』 があります。 例えば、オプショナルツアーでヨセミテ国立公園に行かれた方、"マスのお弁当" が付いているようですが、マスは "川魚" なのでちゃんと理にかなったお弁当。  州内にマス養殖所もあり、釣り場もあります。 サケよりもあっさりして美味しいお魚。 ヨセミテ公園の老舗ホテルのディナーのメインコースにもあるそうなので機会があれば食べてみたいものです。 しかし、サンフランシスコ市内ではマス料理のレストランはなかなか見つけられなかったので、久しぶりに家でグリルするか!売ってるかどうか分からないけど魚屋さんに行ってみた。

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あった、しかし並べ方がユニーク^ ^ 

内臓をきれいにとってあるので下処理無用、そのままクッキング〜!! 

1lbが$9.99、 一匹が4〜5ドルくらい。 

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このちっちゃいまな板みたいな杉板に乗せて焼くと燻製された感じの仕上がりになって、

家では時々使ってて、これにマスを乗せてオーブンでグリル!(使用上の注意は確認してくださいね)

日本では "杉板焼" って言われているようです。

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お腹部分に少しハーブを挟もうと開いてみたらぺろりとめくれた。

なんか違う魚に見てきた...。 ホッケの開き!? か??

魚食民の私(日本人)にとって意表をついた驚きの下ろし方だった。

一所懸命さが伝わるさばき方だった。 

レストランで魚料理で頭と尻尾を取り除いたこの形で出てくることがあるんだけどと〜ても納得できた。

こうして下ろしているんですね〜。

【Fire & Flavor Grilling Co.】

https://www.fireandflavor.com/product-category/planks-papers/

(5月お題"魚料理")

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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