ゴールドラッシュの面影残る町、コロンビア州立歴史地区

公開日 : 2016年07月06日
最終更新 :
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『コロンビア州立歴史地区(Colombia State HIstric Park)』に入ると一気に時間がゴールドラッシュ時代に遡る、今から160年くらい前の頃だ。 ここはサンフランシスコから車で約3時間、この地区一帯が歴史的地区に指定さているので、西部劇に出てきそうな約30軒ほどの建物は当時のまま、駅馬車も通っていてどこかのテーマパークか映画撮影所みたいな地域。 でも近くに住んでいる人もいるので生活の匂いは感じる。 いたるところ史跡の看板があって、ありすぎるとありがたみがないような不思議な空間、バック・トゥー・ザ・フューチャー(Back to the future)な町。 

初めて聞く地名で場所も分からず、「Colombia State(コロンビア州)ってどこにあるんだ?」と地図で調べてしまった。

『ゴールドラッシュ(California Gold Rush)』は1848年にサクラメント(今の州都)近くのコロマという町の畑の水車小屋脇でマーシャルさんという人が金の欠片を見つけた。 当初、畑の持ち主サターさんは内緒にしようと企んだけど人の口に戸は立てられない、噂を聞きつけたブラナン商人がサンフランシスコで触れ回って大騒ぎラッシュ!!となった。 ちなみにこのブラナンは、金採掘グッツを買い占めた後に触れ回った一儲けした商人根性丸出しな商売人だ。 一般的に1848年から1855年までをゴールドラッシュと定義されることが多いようだ。 

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さすが、ゴールドラッシュの町、真面目に金を探している人発見! 流れているのは破裂した水道菅からの水。

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今まで、独立記念日のパレードを見たことがないのでいい機会、そろそろ時間だけど、ノンビリしていると言うかせっかちじゃないと言うか、ゆっくりとパレードを見る所を探してる見物客。 日陰が人気だ。

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西部開拓時代のドレスを着て歩く女性たち。 ゴールドラッシュの時はかなり女性もやってきていたそうだ家族と一緒もそうだけど、一攫千金を狙ってという人もいた。 馬車で大陸横断、向かう途中で病気で事故等でたどり着けない人もいた、男性でも大変な山越え女性にとっては更に過酷な状況だったわけです。 

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催し物的なアンティークな車両とか

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その後に現代の車両も登場。

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パレードは約一時間くらいだった。

大きなパレードは見た目が立派で派手で賑やかだけど、歩けば10分もかかならいようなパレードは町全体で盛り上げようと参加者自身が大いに楽しみ、大はしゃぎ。 沿道の知り合いを見つけポーズをとったりして地域のイベントがもろに現れてた。  気温は既に90℉(32℃)を超えてちょっと大変だったけど、太っちょのおじさんが松葉杖で大変だろうからと日陰のベンチに案内してくれた。 こういうところはアメリカ人結構親切でいい、思わず深々と頭を下げてしまった。

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パレード終了後通りの様子。 赤・白・青の洋服しかないのに驚いた。

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星条旗のエプロンをつけて、星条旗のテーブルクロスの上で氷で冷やしたスイカを売っていた。  一切れ2ドル。 美味しそう〜。

ゴールドラッシュの頃はコーラやスプライトなんてなかった訳で当時を偲ばせる。 何と言っても本物のフルーツの方が健康にいいし、すごくいい風景ですね☆

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こちらは金探し。

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選鉱鍋(Panning Pan)の貸し出しは5ドル、探し方レクチャー付き10ドル、金入りボトル付きは12ドル。

ゴールドラッシュ初期の頃は単純に川の泥水をすくって洗うみたいに砂金採取をしていた → 町の入り口で水道水でやっていたような格好だ。 金の含有率がすごく高くて誰でも簡単に採取できたんだそうだ。 でも鍋ですくってではちょっとしか採取できないから、今度は川の傍に水路を作ってそっちに水を流し現れた川底から金を採取するという方法に変わっていったようだ。 ゴールドラッシュ1853年までで、約370トンの金が採取されたらしいですよ。

観光地化されて部分もあるけど実際に使っていた建物だからどっしりと重厚感があって、不思議な空間だけどなぜかしっくり収まってるバック・トゥー・ザ・フューチャーの映画入り込んだようだった。

【コロンビア歴史地区】

住所:11255 Jackson ST Columbia, CA 95310

電話番号:1-209-588-9128

オープン時間:10:00〜17:00(毎日)

http://www.visitcolumbiacalifornia.com

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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