アメリカで盲腸の手術が必要になったら!

公開日 : 2016年12月17日
最終更新 :

先日、実は盲腸を患ってしまい、緊急に盲腸の手術をすることになりました。手術は病院で行ったのですが、盲腸の治療方法は日本とは大きく異なるということをネットで発見。盲腸は急にくるものですので、海外旅行中でなってしまうこともなくはないでしょう。ちなみに盲腸は英語で「Appendix」(アペンディックス)、虫垂炎は英語で「Appendicitis」(アペンディサイティス)と言います。ということで、もしもアメリカで盲腸の摘出手術をしなくてはいけない場合の体験談を紹介したいと思います。

日本では盲腸の際に薬で散らすことが可能のようですね。でもアメリカでは一般的な治療方法として取り上げられていません。なので、盲腸と診断されると即手術となります。手術には2通りあります。一つは腹部の3か所に小さな穴を開けて内視鏡を通し内視鏡を見ながら盲腸を削除する方法。削除した盲腸はおへそに開けた穴から出します。もう一つは右下の腹部を切って盲腸を摘出するやり方です。内視鏡を使った手術は、穴の数は3つあるものの傷の大きさが小さく、治りが早いとされています。盲腸が肥大してしまった場合や破裂してしまった場合は、内視鏡の手術ではなく、右下の下腹部を切って取り出す手術になります。

私の場合、急に下腹部が痛くなり痛みが始まってから1時間ほどで立つこともできないほどの痛みになりました。急いで近くにあった「Urgent Care」(クリニックと救急病院の中間のような診療所)に行ってみると、盲腸の可能性が高いので、すぐに救急病院に行くように言われました。ところがこの時点では痛みはかなり引いてきていて、疲れていたこともありいったん自宅に帰って寝ることにしました。朝起きて痛みはまだ残っていたので即救急病院に行きました。CTスキャンの結果、盲腸と診断され、そのまま入院、手術という運びになったのです。手術方法は内視鏡を使ったもので済みました。そしてまたこれも日本とは異なる思うのですが、アメリカで盲腸の手術は日帰り手術なのです。日本だと一週間ほど入院するものですよね?私の場合は手術が夜になってしまったので、一泊することになりましたが、病院滞在時間は緊急で駆け込んでから病院を出るまでは30時間ほどでした。どうやら手術が昼間に終わっていたらその夜には帰らされていたようです。ただ、手術後の安静は大切だそうで、1週間は仕事に戻らずに自宅療養をしてくださいと言われました。歩くことは大切なので、できるだけ歩いてくださいとも言われました。さすが自己責任の国だと実感。帰宅後の回復は順調で、二日間ほどは痛み止めなしでは歩けませんでしたが、3日目からは痛み止めなしでも歩けるようになり、ほぼ普通の生活が可能となりました。

海外旅行中に盲腸なんて不安ですよね。でも、万が一のため、予想される治療方法を知っておくと不安が和らぐのではないでしょうか。

参考のため、今回私が入院した病院の情報はこちらです。

病院名:Cedars-Sinai Medical Center

住所:8700 Beverly Blvd, Los Angeles, CA 90048

電話番号: 310-423-2295

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