サンタモニカでの電気自動車の事情

公開日 : 2017年02月06日
最終更新 :
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車を買い替える際の話題として必ず持ち出されるのが「電気自動車」。私の周りにも何人か電気自動車に買い替えた人がいて、個人的にも興味があるため、ちょっと調べてみました。ロスで電気自動車は確実に増えているものの、まだ大半に至るには程遠く、電気自動車所有の難点や障害の壁は大きいものだと感じます。

例えば、私個人の場合、アパート暮らしで電気自動車に買い替えたいと思っても電気自動車用の充電器が必要となります。それを設置するにはアパートの大家さんの協力が必要で、設置工事が必要となる場合もあります。そういった場合、工事責任や費用が発生するため複雑、困難になりがちです。実際、私は大家さんに聞いたことがあるのですが、はっきりと断られました。となると、電気自動車を所有できる人口は住宅所有者に限られてしまい、賃貸者は除かれてしまいます。最近では新築アパートだと電気自動車用のプラグのついた駐車場も設置されているようですが、まだまだ普及には時間がかかりそうです。

ですが、電気自動車には有利点がいくつかあります。

税金免除と返金制度

電気自動車を購入すると、国から2500ドルから7500ドルまでの税金免除が許されます。また、カリフォルニア州の住人は、購入した車に対して1500ドルから2500ドルまでの返金が行われます。国と州を合わせると最高額が一万ドル!これは、かなり良い条件ですね。

カープール(相乗り)専用車線の利用と路上駐車

電気自動車は単独乗車の際でも、カープール(相乗り)専用車線の利用が許されます。また、地域によりますが、サンタモニカだとメーターの駐車場での無料駐車が許されます。ただし、最長駐車時間を守ることが義務付けられています。

ガソリンスタンドにおさらば

なんといってもガソリンスタンドに行かなくて済みます。ガス欠で慌ててガソリンスタンドを探して行くことももうありません。

メトロや配車サービスの普及で交通手段が豊富になってきた一方、従来のガソリンではなく電気で動く電気自動車の普及努力に拍車のかかるロスですが、利用者としては選択肢が増えるのは嬉しい限りです。私個人としては運転しなくてすむ生活が好きなので、車の所有が必要なくなる日を望んでいます。

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