
1908年6月18日。
781人の日本移民を乗せた笠戸丸がブラジルのサントスに入港しました。
船の後尾に描き出された波模様をみて、移民たちはどのような決意をしたのでしょうか(写真1)。

笠戸丸が着岸したのは午前9時半ごろだそうです。
上から2番目の写真が、日本移民たちが上陸した14番埠頭のあたり。
現在の16番埠頭です。
移民たちはここからValongo(ヴァロンゴ)駅へ行き、サンパウロ市内にある移民収容所へと向かいました。
Valongo駅は今、サントス市観光局となっています。

3番目の写真はサントスのコーヒー博物館に展示されている笠戸丸のパネルです。
日本移民を語る際に外せない船ですが、もともとはイギリス生まれ、ロシア船籍の貨客船。
日露戦争中に日本海軍が捕獲して、「笠戸丸」と名づけられたそうです。

最後の写真も同じく、コーヒー博物館のパネル。
コーヒー農園の作業者たちの集合写真です。
あれから100年、数々の苦難を経て、日本移民たちはブラジルでの地位を確立しました。
現在、この国には150万人ともいわれる世界最大の日系人社会があります。
私も、先人たちが血と汗と涙を流しながら、ブラジルの大地で懸命に生きてきたことを胸に刻んで、6月18日を迎えたいです。