サンパウロ市の地下鉄で乗客人数規制スタート
オンライン新聞によると、Companhia do Metropolitano de São Paulo(サンパウロ地下鉄公社)が9月28日から、サンパウロ市の中心地、地下鉄のSé(セー)駅で乗客人数規制を開始しました。 規制は会社帰りのサラリーマンなどで混雑のピークを迎える午後5時半から同7時まで。
セー駅では200人以上の地下鉄職員が乗客たちの指導にあたるそうです。また、Companhia Paulista de Trens Metropolitanos(CPTM=サンパウロ地下鉄電車公社)も同様の規制をTatuapé(タトゥアペー)駅でスタートします。
実は、乗車に関する改善は既に9月14日から始まっているとのこと。
CPTMと地下鉄の両方が通るBrás(ブラス)駅では、午後、お年よりや妊婦、身体障害者、乳幼児を抱っこしている人などを優先的に乗車させています。
また、地下鉄Linha Verde(緑線)のAlto do Ipiranga(アウト・ド・イピランガ)、Santos-Imigrantes(サントス―イミグランテス)、Chácara Klabin(シャカラ・クラビン)からLinha Azul(青線)に乗り換える乗客に対し、乗り換え駅をParaíso(パライゾ)ではなく、Ana Rosa(アナ・ローザ)にするよう呼びかけているそうです。
地下鉄青線始発駅のTucuruvi(トゥクルヴィ)駅では21日から、新しい試みとして、各電車の最終車両で同駅から乗る利用者が必ず座れるように、最終車両の乗車フォームを隔離して乗客人数を制限しています。
始発駅で最終車両に乗れる人数は44人。この規制は出勤ラッシュの午前7時から同9時まで行われます。同様の規制はCPTMのOsasco(オザスコ)駅でも行われ、午前6時から同9時まで、50人の乗客の座席が確保されています。
東京の地下鉄の混雑も生半可なものじゃありませんが、サンパウロの地下鉄も負けず劣らず。
通勤ラッシュでもみくちゃにされたり、スリにあったりしないよう、旅行や外出で地下鉄を利用する際は、午前7時から同9時、午後5時から同7時は避けるようにしましょう。
(写真:パウリスタ大通りにある地下鉄駅の入口)
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