北海道東部で食べられている「でんぷん団子」とは?
北海道の郷土料理。
代表的なものには「石狩鍋」「ちゃんちゃん焼き」
「ジンギスカン鍋」などがあります。
一方、北海道は開拓時代に日本各地から
入植者がやってきた歴史背景があります。
これにより、お正月のお雑煮をはじめ、
地域で共通というより、各家庭で異なるレシピの料理が
意外と多いように思います。
そのようななか、主に北海道東部で食べられている
郷土料理のひとつが「でんぷん団子」。
私は数年前に初めて知りました。
Potato starch pancake"denpun dango" which is local sweets in Eastern Hokkaido
北海道特有のじゃがいも料理として、
「いも団子」が知られるようになり、
最近、北海道では居酒屋のメニューにもなっています。
同じく昔から豊富に採れたじゃがいもを利用した
昔ながらのスイーツが「でんぷん団子」です。
澱粉を使うことで、より保存が利く食べ方として
考案されたようです。
材料は、じゃがいも澱粉と「甘~い煮豆」!
作り方は、煮豆を作る際にできる"煮汁"と煮豆、
澱粉、塩少々をよく混ぜます。
さらに熱湯を加えてよく練ります。
油を引いた鉄板やフライパンで焼くとできあがり!
味の決め手は甘い煮豆。
でんぷんのもっちり感が加わり、
とても食べごたえがあります。
焼き立ての熱いでんぷん団子の
香ばしさもおいしさの秘密です。
豆もじゃがいもも、北海道・道東地区の
主要農産物のひとつ。
お赤飯にも甘納豆、という
北海道の地域性も伺えるようなおやつです。
「でんぷん団子」は家庭料理ですが、
最近は道東のお祭りの屋台や、
通信販売を行っているところもあります。
機会があったら、北海道の昔ながらのスイーツ、
「でんぷん団子」を食べてみてください。
(11月お題"豆料理")
筆者
北海道特派員
市之宮 直子
小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。
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