"つらら"な冬の北海道

公開日 : 2016年02月22日
最終更新 :

北海道の冬といえば、雪!

そしてもうひとつ、忘れてはならないものに

「つらら」があります(個人的見解)。

Icicles in winter of Sapporo

Icicles in winter of Sapporo

漢字で書くと「氷柱」。

冬、雪が降る地方の家の軒先にできる

氷の棒です。

②つららな冬P1030471

家の中の暖かい空気が屋根に伝わり、

屋根に積もった雪が溶けて

"しずく"になって屋根から滴り落ちます。

③つららな冬P1100108

滴り落ちる水の流れが、

気温が下がって凍り始めてできるのが

つららです。

④つららな冬P1030755

こんなに長い(大きい)つららや...

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まれに窓や壁に張り付いたつららも。

しかし、断熱効果が高い家が多くなった昨今、

昔に比べ、つららを見るチャンスは少なくなりました。

昭和60年代くらいまでに建てられた建物に

つららができやすいようです。

Icicles from the roof of the Designated Historic Landmarks of Otaru

Icicles from the roof of the Designated Historic Landmarks of Otaru

そういう訳で「つららを見たい!」という場合、

小樽倉庫などの小樽の指定歴史建造物↑や、

Former Hokkaido Government Office Building

Former Hokkaido Government Office Building

赤れんが庁舎↑、

Tiny icles at the

Tiny icles at the "Temizuya", a purification trough, in Hokkaido Jingu Shrine

北海道神宮などは"つらら"を

見られる確率が高い場所です。

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特に北海道神宮の手水舎は、

1月・2月には興味深い(?)

つららを見られます。

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ここにも、そこにも、あそこにも!

小さなつららがかわいい!

⑦つららな冬P1190138

ときには、つららを通り越し、

一帯が氷の塊になっていることもありました。

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小さなつららと鎖を伝ってできた

長いつらら。

まるで、各種サイズがそろった"つらら見本市"のよう。

もしくは打楽器のよう?!

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「軒下を見ればツララの背比べ」

細くてたくさん並ぶつららはきれいです。

⑩つららな冬P1090974

そしてこれは「ザ・ツララ」。

小さいつららや細いつららもよいですが、

やはり、これぞつらら、というダイナミックな連なりは、

見るとワクワクします。

冬の北海道、雪景色のみならず、

軒下のつららも鑑賞してみてください。

筆者

北海道特派員

市之宮 直子

小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。

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