台風一過、秋の気配の札幌
立て続けに4つの台風が北海道を通り過ぎ、
一連の台風の影響について、道外のあちこちから、
心配する連絡をいただきました。
台風10号が去り、札幌では際立って大きな被害は
聞こえてきていませんが、十勝や空知ほか、北海道の広い範囲にわたり、
甚大な被害が次第に詳しく伝えられています。
先日ご紹介した室蘭のイタンキ浜や
美瑛の青い池など、観光名所も少なからず被害を受けています。
特に十勝地方は、幹線道路の橋の崩落、
鉄橋の崩落などもあり、陸路の移動が困難な場所が散見されます。
北海道旅行を計画される際は、各自治体のホームページなどで
被害状況・通行止めの道路情報、復旧情報等が随時更新されているので、
事前にそちらをチェックしてください(以下、判明した分のみ)。
・道東自動車道(占冠IC~芽室IC間、約64㎞)の通行の再開及び国道38号・国道274号災害通行止に伴う道東自動車道(占冠⇔音更帯広間、約76㎞)の無料措置について(20160901発表プレスリリース)
一方、札幌は前述のとおり、特に大きな被害も聞かれず、
さわやかな秋の気候になりつつあります。
Yard of "Hokkaido Museum of Modern Art"
札幌中心部の「北海道立近代美術館」の庭です。
まだ緑の葉がたくさんありますが、
湿度が次第に下がり、気持ちがよい日差しと風=秋を感じ始めました。
Hokkaido squirrel
北海道立近代美術館は、幹線道路の「北一条通り」に面した
札幌の中心部ですが、この一帯は広い庭がある「北海道知事公館」が
近くにあるなど、緑が多いこともあり、
エゾリスを見かけることがあります!
この日はエゾリスが、なんと交通量が激しい道路を渡り、
東隣にある「北海道知事公館」に走っていきました。
そのエゾリスが加えていたとみられる果実。
果実の育ち具合を見ても、秋を感じます。
なにやら珍しい(初めて見た)葉の上の種にも
遭遇しました。
よく見ると、あちこちの垣根や街路樹にも
秋色の変化が表れていました。
Rowan in red
札幌でよく見かけるナナカマドの実も
場所によっては真っ赤に色づき始めました。
収穫の間近な時期に台風被害にあった東北や北海道の農家の方々には、
大変なシーズンになってしまいましたが、
少しでも多く、助かった地元の作物を食べることで、
被害に遭った地域を応援したいと思います。
筆者
北海道特派員
市之宮 直子
小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。
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