ワシントン育ちの11人目*ショートトラックのJ.R. Celski
ソチでのオリンピック、始まりましたね。
シアトルではみんな、水曜日のシーホークスのパレードの興奮からオリンピックに切り替えるのがなかなか大変だったようですが、そこはウインタースポーツが盛んな土地柄。
スキー場に行けば立ち話の話題はやはりオリンピック一色です。
ワシントン州出身のオリンピック選手は今回10人。
出身イコール出生地なのでそのなかには入らないものの、その誰よりもワシントン州の選手としてメディアのスポットライトを当てられているのは、ショートトラックのJR・セルスキーという選手です。
JR・セルスキーは生まれから言えば厳密にはカリフォルニア出身ということになりますが、まだ小さい頃に転居して来てワシントン州で育ちました。
同じくショートトラック選手でソルトレイク、トリノ、バンクーバーの3度の冬季オリンピックで合計8個のメダルを獲得して引退、今回ソチではリポーターを勤めている日系のアポロ・オーノという選手がいますが、JRはアポロの後継者と見なされています。
前回バンクーバーでは2人同じチームで滑って銅メダル2個を獲得していますし、今回もメダルが期待されNBCの番組でも特集されました。
そのアポロとJRがスケート人生を始めたのは意外にもアイススケート場ではなくて、ローラースケート場でした。
ローラースケートにもレース競技があり、アイススケートリンクよりは狭いところで高速で競争するのが、ショートトラックのスケートさばきに繋がっているのでしょう。
パティソンズ・ウエストというそのスケート場はシアトル通勤圏内のフェデラルウエイという町にあります。
なかはフローリングの床が広がっています。
アメリカの小学校ではソーシャルといって、共働き家庭や一人親家庭でも参加しやすいように夜6時ぐらいから色々なイベントを開きます。
子供同士が友達になるだけでなく、その保護者も親しくなってもらおうという主旨の会です。
学校で映画鑑賞会をしたり軽食パーティーをしたりすることもありますが、ボウリング場など大勢で集まって遊べるところを借りて開かれる事も多く、ローラースケート場のパティソンズ・ウエストはそういった会場のひとつです。
学校からのお知らせに入ってくるし、普通に行くよりはいくらか割安になっているので行ってみると子供がハマるというのはよくあることですし、学校や世代が違っても自然にそういうところで気持ちの繋がりが深くなります。
アポロとJRはある意味で同窓ですね。
そして今回出場の選手のなかでシアトルから一番近い町で育ったアポロやJRにローカルメディアのスポットがあたり、より親しみが湧くのも自然な事なのかもしれません。
バンクーバーの時、彼はまだ19歳。
アジア系の顔立ち、童顔でいつもニコニコしている印象でした。
脚に怪我をしてリハビリが完璧でない状況で出場していたのに、です。
その時の写真が、まだシアトルタイムズのサイトに残っていました。
今回は23歳のベテラン選手としてチームを引っ張っていっています。
そのショートトラックの1500mが始まるのが現地時間10日の午後2時頃。
シアトル時間だと同日の午前2時です。
どうかいい結果が出ますように。
(2月お題"オリンピック")
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