とてもシアトルっぽい騒ぎ方#HowSeattleRiots/私が好きなシアトル気質

公開日 : 2014年02月06日
最終更新 :
筆者 : Eko

もうあと数時間で祝賀パレードが始まります。

仕事を休んだり学校を休ませて子供を連れて行ったり、何十万人ものファンがダウンタウンに集結すると思われます。

その前にツイッターでHowSeattleRiotsというハッシュタグを作った、シアトル気質をとてもよく捉えたビデオがYouTubeに上がっていたのを紹介させていただきます。

場所はダウンタウンより少し北側にあるバラード地区。

落ち着いた町並みでシアトルの中でも特に北欧系の色合いの濃い町です。

スーパーボウル勝利に高揚した人々が外へ繰り出し、「シー!」「ホークス!」というかけ声のラリーを始めたんですが、四つ角で几帳面に信号待ちをしていたということで話題になりました。

(リンクからYouTubeへ飛びます)

Jaywalking = 信号無視や横断してはいけない箇所で道を横断することで、シアトルの人はたとえ車が来ていなくても信号待ちをするので有名です。

もうすぐ変わるからと一歩踏み出す人の方がすくなくて、ほとんどがシッカリと青に変わるまで歩道で待ちます。

だからって一生に1度あるかないかの地元チームが優勝して外で騒ぐときぐらい気にしなくてもいいじゃないか、でもやらない、とてもシアトルらしい・・・というコメントが集まっていました。

車を運転している時に道を譲る時も同様で、地元の保険会社がコマーシャルにしたぐらいです。

(リンクからYouTubeへ飛びます)

4-Way Stopというのは、それほど車通りがない四つ角の四隅に「止まれ」の標識があり、先に四つ角に入った順番に車を出すんですが、たまに停止がほとんど同時だったりすると、譲り合いが始まります。

どちらかが「では」と行けばいいのに、「では」と思ったのも同時だったりして、延々と譲り合いが続きます。

私も日常的に経験ありですが、何となく人の良い、素朴というか朴訥なところのあるシアトル気質が、私は好きなんです。

そんなシアトルでもスーパーボウルが終わってすぐに始まったお祝い騒ぎでは逮捕が数名、撃たれた人が2名でました。

アメリカで一番うるさいファンといわれる人達が騒ぐので、銃声を聞いた人はおらず、倒れているところを発見されたそうで、まだ捜索中です。

それは昔からスポーツファンが集うパイオニアスクエアで起こったんですが、その頃、たくさんの人が中心部にあるパーゴラに上って騒いでいたらしく、屋根のガラスがひどく壊れてしまいました。

pargola.jpg

これがパーゴラですが、確か歴史的建造物として登録されているはずです。

これを修復するのに2万5千ドルほどかかると試算がでてすぐに、#HowSeattleRiotsにこんなページがあがりました。

howseattleriots.jpg

自分たちが騒いで壊したものを自分たちで責任もって直そうと、「12th」と呼ばれるファンですから、一人12ドルを寄付してくださいと呼びかけたものです。

それを見た地元企業が単独で1万ドルを寄付し、残り1万5千ドルは1日で集まってしまいました。

そんなシアトル気質が、私は大好きです。

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