はやりのスイーツ、独断と偏見的予想

公開日 : 2014年05月16日
最終更新 :
筆者 : Eko

今月のお題に「今はやりのスイーツ」を頂いて考えてみましたが、カップケーキの流行ほど目覚ましいものは無かったと思います。

TVでもカップケーキだけの番組がいくつか出来ましたし、雨後の筍のように専門店が毎週のように開店していました。

そのグルメカップケーキ、なかなかお高かったです。

ブームのさなかに、うちの子のピアノのレッスンの一環でお茶会付きホームコンサートを開く事になりました。

まだ小さかったし、15分ぐらいは静かに座っていられそうな子を選んで招待したら全員が女の子。

全員、親が学校の先生でお母さん方の女子力高し。

まさか自分がはやり物でパーティーを開くとは夢にも思わなかったのに、これはカップケーキじゃないとダメでしょ。

そんなわけで、用意した時の写真がこちらです。

PianoConcertCupcake.jpg

この時は1ダース半は必要でしたので、専門店で1個4ドル以上では手が出ず、近所のベーカリーで扱っている専門店のものにしましたが、それでも1箱4個入りで8ドルはしたと思います。

それまでのカップケーキは、スーパーのベーカリーで1箱1ダースで買って来るもの。

もしくはインスタントのミックスを買って来て家で作るもの。

そこへ市販のアイシングで、もし絞り袋が使えなければナイフでペタペタ塗りたくってアザランやスプリンクルをかけたものでした。

(もちろん生地からちゃんと手作りしていた人達だっていましたが)

それで流行が子供の誕生パーティーにまで派生した時、ベーカリーもこぞってカップケーキのラインを打ち出しましたが、私のように子供の好きな味=ミックス+市販のアイシングに走る人も出てきました。

こちらは上の子の誕生会の時にベーカリーでオーダーしたスパイダーマンのケーキ。

昔はこんな大きくて派手なのが主流でしたが、

SpidermanCake.JPG

去年、下の子&招待客の子供達からのリクエストはカップケーキでした。

StarWarsCupcake.JPG

上に飾ってあるのはパーティー用品の店で買える砂糖細工です。

スタンドで立体的にすると、かなり見栄えがします。

StarWarsCupcakeStand.jpg

そして子供達のパーティーにカップケーキが浸透した時点で、流行りが終わってスタンダード化したなと感じました。

先日も学校で催しがあり、カップケーキを用意することになった理由は、

「大きなケーキを切り分ける手間がいらないし汚れないから」

「勝手に取って行ってくれるから」

「ケーキの模様のどの部分が欲しいとかゴネる人がいなくなるから」

と、とても消極的でした(笑)

その後にマカロンの流行りが少し来ましたが、カップケーキほどのことはありませんでした。

1個で何となく満足するサイズではないからかもしれませんし、物によってはアーモンドフィリングがクドかったりネッチリしていたりで、好きずきがあるのかもしれません。

私もいくつか試してみたけれど、何となくそのフィリングが苦手。

でも、いつも行くメトロポリタン・マーケットのものは風味がしっかり味わえるのにクドくなく、サックリおいしいです。

MetMarketMacarons.JPG

これもホンの小さいのが2ドル近くするので、なかなか手が出せませんが(^^;

このカップケーキの流行は「おひとりさまサイズ」の浸透に拍車をかけたと思っています。

一番上の写真で用意したのは、ロイヤルバニラ、レモンクリーム、チョコレートファッジ、レッドベルベットの4種類。

それぞれが自分の好みの味を選べます。

もちろんケーキ屋さんでこれを1つ、あれを1つという買い方も出来ます。

でも人数を心づもりしたサイズのケーキを切り分けるというのが職場や学校、様々な集会などで頻繁にありますから、それがカップケーキに取って代わるのが、とても画期的に思えます。

先日「美味しさを手のひらサイズに」でご紹介した手のひらサイズのパイも、普通は21cm径のパイ皿で焼いて切り分けるのがおひとりさま用になっています。

そして今私が注目しているのが、メイソン・ジャー・スイーツです。

メイソン・ジャーというのは、昔から保存食に使って来たガラス瓶のことです。

フタが平らな部分とリングに分かれ、ジャムなど作る時に密閉できるようになっています。

日本でもこれを使ったクラフトが紹介されているようですね。

MasonJars.jpg

ありとあらゆるサイズが揃っているので、小さいものを集めて入れておくのに便利ですし、キャンドルを入れてランプにしたり、そのまま花瓶にしたり。

蓋をキッチリとしめて真ん中に穴をあけ、ストローを通せばオシャレなタンブラーになります。

そしてメイソン・ジャー・スイーツというのは、これを使ったスイーツの瓶詰めです。

プリンをガラスのカップで作るような感じです。

ゼリーやチーズケーキ、パフェなど冷菓に使うと可愛いのはもちろんですが、もともと煮沸消毒を繰り返しても大丈夫な強さなので、このままオーブンで使っても大丈夫なんです。

そんな小さな瓶で作ったパイを焼いているのが、セントラル地区にあるハイ・ファイブ・パイです。

これだとお皿もいらないし、ランチバッグにポンと入れて持っていくのにも便利ですよね。

ピンタレストで検索してもたくさんアイディアが出てきます。

入れ物付きだと少々お値段がかさむかもしれませんが、メイソン・ジャーは昔からアメリカ人の生活に根付いているものです。

可愛いし、このままはやるんじゃないかなと、独断と偏見ですが思っています。

High 5 Pie

1400 12th Ave, Seattle, WA 98122

(206) 695-2284

Mon - Thu dam - 7pm

Fri 7am - 10pm

Sat 8am - 10pm

Sun 8am - 7pm

(5月お題"今はやりのスイーツ")

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