[お題]ダウンタウンの中央図書館は町歩きの憩いの場所
ウエストレークを中心とするショッピング街と、日系スーパー宇和島屋があるチャイナタウンのちょうど中ほどの地点にあるシアトル中央図書館は、市民の憩いの場です。
ちょっとモダン過ぎる感じもする建物は2004年に新装オープンしました。図書館だと知らなければ美術館やギャラリー、ハイテク企業の入ったビルかと思う人もいるそうです。当時の未来型建築の象徴として、今年9月9日に放送された「NHKスーパー・プレゼンテーション」にも出て来ていました。リンクをつけますので、よかったらご覧になって下さい。シアトル中央図書館は、動画の3分50秒過ぎぐらいに出てきます。
さて、このガラス張りの大きな建物は10階まで上がれます。まず、4番街の正面入口脇で出迎えてくれるのは、地元シアトルの日系人彫刻家で日本国内にも数々の作品を残している、ジョージ蔦川氏のオブジェです。
中に入ると、まず各階の分類が分かるディレクトリー。
その向こうの正面には2回へのエスカレーター。
右手が普通の書架、左手には講堂があります。市のミーティングが開かれたり、ここ数年はシーホークスのプレーオフのゲーム中継を大きなスクリーンで見るファンの集いが開かれたりしています。
エスカレーターを2階へ上がると、講堂の上部席が見えます。吹き抜けなんですね。
ここから、一般市民が行ける最上階の10階まであがってみます。エスカレーターも続いているのですが、今日は点検のため停止していたのでエレベーターで。この建物、10階までずっと吹き抜けです。上から見ると、さすがに高い!
この10階にあるのは地元資料を集めたシアトル・ルームと、読書ルームです。
公園のベンチのような設えもあり、自然光を浴びながら屋外で読書しているような、清々しい気持ちになります。
続いて9階、ライターズ・ルームというのがあり、集中して執筆活動が出来るような小さな個室が用意されています。
8階は芸術関連で、エレベーターホールでまず見えるのがモダンアートのウォール。
その向こうにはギャラリーがあります。定期的に展示が変わります。
反対側にあるミュージック・ルームは防音設備が施されています。別の部屋でキーボードを持ち込んでノリノリで弾き語りをしている人がいましたが、音はほとんど聞こえませんでした。
7階、6階はごく普通の部屋だったので写真は撮ってきませんでしたが、5階まで降りると3階にあるメインフロアが一望に出来ます。
4階はミーティングルーム。どこもかしこも真っ赤です。
真っ赤は3階へ降りる階段まで続いています。なんだかレッドカーペットみたいですよね。
この3階と、入って来た1階が普通の読み物が並んでいる階になります。間にある2階はスタッフ専用です。5階のバルコニーから見たメインフロアはこんな感じ。
チョコレート&カフェのカートが出ています。さすがシアトル。
反対側には学生向けのヘルプデスクがあります。こちらはマイクロソフトの提供で、教育に力を入れているゲイツ財団らしいですね。
この図書館は全館でWiFiが使えますし、5階には無料で使えるパソコンがずらりと並んでいます。1階には外国語図書の書架もあり、日本語の本も置いています。シアトル市の図書館とキング郡の図書館のシステムとが連携していて、読みたい本があればカウンターでもオンラインでも、最寄りの図書館まで送ってもらう事が出来るため、1館ずつの日本語の本は少なくても全体で見るとかなりの量の本が巡回しています。請求した本は、他に待っている人がいなければ早くて3日ほどで届きます。
サービスを受けるための無料図書カード発行はシアトル市内在住もしくは学校や勤務先がある人に限られますが、そうではない人でも料金25ドルで図書カードが作れるそうです。この辺りには大きな総合病院が建ち並んでいるため、入院患者の付き添いなどで滞在する人達が有料カードを利用することが多いそうです。
でも本を読まなくても、3階のロビーは広々として気持ちがいいので、町歩きにちょっと疲れた時など、カフェ・カートに立ち寄りがてら、どうぞ一休みしに寄ってみて下さいね。
名称:Seattle Central Library
住所:1000 4th Ave, Seattle, WA 98104
電話:206-386-4636
開館時間:月〜木 10:00〜20:00
金〜土 10:00〜18:00
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(11月お題"図書館・本屋")
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