アメリカのハロウィン -ハロウィンの由縁と、シアトルのハロウィンの家並み街並み-

公開日 : 2016年11月03日
最終更新 :

皆さま、こんにちは!

シアトル特派員のシュローダー 彩です。

今日は先月の10月の末に行われた、アメリカの伝統行事「ハロウィン」についてご紹介します。

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日本でも昨今大ブームとなり、

今や関連商品はバレンタインをしのぐ収益があるとも言われている「ハロウィン」。

でも、「本当のハロウィン」がどんな理由から来ているか、皆様ご存知でしょうか?

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「ハロウィン」はお盆に似ていて、

いわゆる「地獄の釜の蓋が開くのと同じような現象が起きる西洋バージョン」、

と考えていただくとわかりやすいかもしれません。

「ハロウィン」とは、

そもそも毎年アメリカで「10月31日になると、

冥界の門が開き、悪魔と死者たちがこの世に解き放たれ悪さを行うためにやってきて、

見つかった人々は地獄に連れて行かれてしまう」、

というなんとも恐ろしい物語からきています。

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このため、

外を出歩く際に悪魔や死者たちに出くわしても自分たちが人間だと知られないように、

ようは「悪魔たちの仲間であるように見せかけるため」に

始まったのが「ハロウィンの仮装の本当の由縁」なのです。

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なので、

アメリカのハロウィンは日本のかわいいイメージの仮装とは異なり、

ものすごくグロテスクであったり、リアルを追求し過ぎたものや、恐ろしいデザインのものが主流なのです。

それもそのはず、本気で仮装しなければ、あの世に連れて行かれてしまうのですから。

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ところで、

日本でも最近の仮装のレベルは年々、

ものすごい勢いで力を増していて、ユニバーサルスタジオジャパンなどの遊園地で開催されるイベントや、

街中でも、コスチュームのクオリティーも高く、

それを身にまとった人々も、

完全になりきってゾンビやお化けに扮装する人たちを大勢見かけるようになりましたよね!

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しかし、一般のご家庭の玄関先や、

お店のハロウィンとなるとそこまで恐ろしかったりびっくりするような仕掛けを、

どこでもかしこでもしているわけではないような気がします。

どちらかというとやはり、

ポップでかわいらしい印象の飾り付けが多いのではないでしょうか?

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アメリカでは、

ハロウィンには仮装した子供達がご近所のお家をまわって、お菓子をいただくという風習があるので、

そんな子供たちの楽しみをさらに盛り上げて演出するため、

大人たちも本気でアトラクションのホーンテッドハウスや、お化け屋敷並みに、

家そのものをすっかり丸ごとハロウィンの飾り付けにした、とんでもないお家があちこちにあります。

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また、

お店やスーパーマーケットでも、この日はスタッフの人たちみんなで仮装し、このイベントを盛り上げます。

ドーナッツショップなどでは、

仮装した子供達に配るために、ひとくちサイズのドーナッツを用意しているところも。

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しかし、このアメリカのハロウィンの風習がわかっていてもびっくりだった、

電信柱にぶつかった魔女のディスプレイがありました。

箒には黒猫ちゃんが落ちまいとしがみついていますが、そのかわいいギャップがあっても打ち消すことのできない、

顔が髪の毛に覆われていて見えず、怖さ倍増の魔女さん。

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目のお医者さん、

眼科の窓に飾られた頭蓋骨や墓石、そして恐ろしく不気味な謎の老人の姿が...!

お医者さんでもこんな飾りを施すなんて、さすがは、ブラックユーモアが大好きなアメリカならでは!ですね。

さて、今日もここまでお付き合いいただきありがとうございました。

次回も、旬なアメリカ・シアトルの情報を、在住者の目線を通してお伝えしていきたいと思います!

お楽しみに!

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♦記事執筆者:シュローダー 彩(HP:http://ayaschroeder.wixsite.com/ayacafeseattle

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