シアトルで探す絶品シュトレン!③ -ドイツのクリスマス伝統菓子・シュトレンを求めて!後編-

公開日 : 2016年12月25日
最終更新 :
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シアトルで探す絶品シュトレン!③

-ドイツのクリスマス伝統菓子・シュトレンを求めて!後編-

みなさんこんにちは!

シアトル特派員のシュローダー 彩です!

ついに今年もやってきましたクリスマス!皆さん、メリークリスマス!!

こうしてクリスマスを越せる(?)のも、たくさん食べ歩いた末に辿り着いた、

ドイツの正真正銘の美味しいシュトレンに勝るとも劣らない、

シアトルの絶品シュトレンたちと皆様のおかげです。

さて、今日までご紹介してきたクリスマス企画と題したシュトレン食べ比べ第三弾も、

今回がついに今年のシュトレンの最終話です。

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この最終話を飾るにふさわしい見事なシュトレン、

本当は誰にも教えたくない極上のシュトレンですが、今日は腹を据えて実食レポートさせていただきます!

さて、お店からかわいく包装していただいたシュトレン片手に我が家に帰るなり、

早速で申し訳ありませんが、せっかくラッピングしてくださったお姉さんに心の中でお礼を言って、

袋詰めされたシュトレンを取り出します。

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平たく長方形に長〜いこちらのシュトレンも、今まで見たことがない形で個性があります。

重さは1.25kgあり、開けてみてすぐ目を引いた嬉しいポイントがありました。

それというのは、粉砂糖も上から少し振ってはあるのですが、たっぷりのグラニュー糖

(しかもオーガニック)が全体を覆うようにまぶされていたことです!

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私のドイツで食べたお気に入りのシュトレンはこれと同じようなタイプで、

シナモンやスパイスの効いたグラニュー糖をまぶしてありました。

今回のシュトレンは、出で立ちといい香りといい、既に期待と嬉しい予感の入り混じる、

バターとお砂糖の幸せな香りがぷんぷんしています。ひと呼吸おいてカットしてみると、

フカッと、これまでのシュトレンとはまた違った独特の手応えがありました。

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断面を見ると、しっかりと大きな気泡がいくつもあり、限りなくパンに近いシュトレンとわかります。

そして、パラパラと多くなく少なくなく、このシュトレンにちょうど良いバランスのドライクランベリーや

レーズン、砂糖漬けのオレンジピールやアーモンドが入っているのが見えます。

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そして、何よりここで一番私の注目を集めたのがこのシュトレンに使われているマジパンでした。

良くあるドイツ製の黄白色のマジパンローマッセとは異なり、胡桃色をしたこちらのマジパンは、

どうやらこのお店のオリジナルアイディアなのでしょう、

皮付きのアーモンドバターとマジパンを練り合わせたものが使用されていました!

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そして、この斬新なアイディアにより、マジパンの風味がとても優しく、甘さもグッと控えめになっています。

アーモンドの外皮も使っているためでしょうか、マジパンの味だけ、ではなく、

アーモンドの風味もしっかりと味わうことができ、食感もより粒の舌触りは感じますが、

全体としてより柔らかく滑らかで、従来のこしあんのような舌触りとは全く異なり、

無添加のピーナッツバターのような、コクと深みがありますます!

「これは美味しい!!」

このマジパンの部分だけでも買って食べたいほど美味しいのですが、

それぞれのフルーツも見事に役割を果たしていて、酸味を生かしたクランベリーや、

少し苦味を感じるオレンジピールが、深みを加えるのにさらに一役も二役も買って出ています。

そしてあとは、なんとも上品なスパイス使いにも脱帽させられました。

ドイツで食べて私が忘れられないシュトレンのスパイスとはまた違いますが、

このお店のスパイス使い、至極ヨーロッパらしいスパイスの合わせ方で、

うるさくなく、素材を生かして引き立てる卓越された味わいです。

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そんなわけで、私の人生でおそらく最短でペロリと平らげたこちらのシュトレンは

「もうこれがなければ来年は越冬できないかも...」

そう私を真剣に考えさせ、2本目を豪雨の中、購入に出向かせる魔性の魅力を持っていたわけです。

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このシュトレン以外にも、私の大好物であるクロワッサン・オ・ザマンドと同じくらい、

またはそれ以上に私が愛してやまないショコラ・オ・ザマンドや、マカロン、チョコレートなど、まだまだ

「食べてみなければ!」と気を急かすほど魅力的なお菓子達が他にもたくさん待ち構えているこちらのお店。

私も、多くのファンに混ざって、これから足繁く通うこのお店の虜の1人となりそうです。

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【 BAKERY NOUVEAU 】

店舗名:Capitol Hill

所在地:137 15th Ave E, Seattle WA 98112

営業時間:月曜日〜金曜日 AM6:00 - PM7:00

     土曜日〜日曜日 AM7:00 - PM7:00

定休日:なし

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さて"連続クリスマスカウントダウン企画"と題してお送りしてきました、

「シアトルで探す絶品シュトレン!-ドイツのクリスマス伝統菓子・シュトレンを求めて!-」

このシリーズ、いかがでしたでしょうか?少しでも楽しんで頂けたのなら幸いです。

それでは、皆さんどうぞ素敵なクリスマスと年末年始をお過ごしください!

来年もどうぞよろしくお願いします!

もし、この記事でシアトルにちょこっとでも興味がわいて、旅行してみたいなと思われたら、

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♦記事執筆者:シュローダー 彩(HP:http://ayaschroeder.wixsite.com/ayacafeseattle

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