-第42回シアトル桜祭で日本の伝統文化と美味しい桜餅に出会う！後編-
-第42回シアトル桜祭で日本の伝統文化と美味しい桜餅に出会う！後編-
みなさんこんにちは！シアトル特派員のシュローダー 彩です。
今回は前回に引続き、先月の来る4月22日から24日の3日間に渡って開催された、
シアトルの伝統と歴史あるイベント「Seattle Cherry Blossom & Japanese Cultural Festival
（シアトル桜祭＆日本文化祭）」の様子の一部をお届けしています。
今回は後編、食いしん坊の私が何を求めてやってきたのか、
前編をすでにご覧いただいたみなさんはご存知でしょう！
その、私がこのイベントに参加した大きな目的、その答えがこちら「tokara」さんにあります。
「tokara」さんはなんと、シアトルでは唯一であろう、
京都で修行されたという女性の和菓子職人さんが本格的な和菓子を提供するお店。
まさかアメリカで、それもシアトルというアメリカの3大都市でもないこの地で、
私は本物の和菓子が頂けるなんて夢にも思っていませんでした！
そう、食いしん坊の私が調べた情報を頼りにやって来た本当の理由は、このお店の「桜餅」を頂くため。
初日には完売してしまったという「tokara」さんの桜餅、天候の悪いなか、
お昼前にこちらの会場にやって来たというのも功を奏したのか、難なく手に入れることができました！
辺りを見まわすと、書道教室による習字の展示がある一角に、
フードコートで販売されている牛丼やカレーをいただける食事や休憩用のスペースが設けてあり、
早速そこに腰掛けていただくことにします。
席について正面にふと目をやると、そこには在シアトル日本国総領事館のスペースが。
武具の装着を体験できるコーナーでは早速、挑戦している男性の姿が見られます。
後ろにも数人の列が並び、順番を待っているようで人気振りが伺えました。
さて、私の焦点を再び「tokara」さんの「桜餅」に戻します。
今朝作りたてとおっしゃる桜餅は非常に瑞々しく、餡は本当に甘さ控えめで、私好みの上品な優しい甘さ。
小振りでかわいらしい桜餅の淡い色とお似合いの桜の葉を食べるのはお行儀が悪いと言われますが、
私はここが桜餅の一番味わい深いところ、と思っているので、しっかり頂く派です。
桜の葉も、餡の優しい甘さに合わせて微かに香る桜の香りと塩気もごくごく控えめです。
この桜餅からは、小さいひとつの中にたくさんの計算された菓子の中の宇宙を感じるものがありました。
シアトルで、口の中から日本の春を実感することができた喜びと言ったら、なんと表現して良いものやら...！
美味しい春の和菓子、眼と舌と鼻、五感で楽しませて頂きました。
ごちそうさまでした！
Fremontを越えたところに位置する、Woodland Parkという動物園と、
大きな湖を周遊できる公園近くに構えられた「tokara」さんの工房では、
普段は1種類10個からという完全受注生産という方法でのみ和菓子を販売されていて、
個人では気軽に購入するのが難しいと思います。
が、工房で月毎に開催される定期オープンハウスでは、
お店の方が厳選した季節の和菓子3つを詰め合わせにしたお菓子箱が販売されるそうですので、
気になる方はぜひこの機会に。
【 tokara Japanese Confectionery 】
所在地：6208 Phinney Ave N, Seattle, WA 98103
（オープンハウスの情報はHP、またはfacebookでお知らせされます。要予約。一箱＄12/菓子3個入）
次回も、アメリカ・シアトルの情報を、 在住者の目線を通してお伝えしていきたいと思います！
お楽しみに！
もし、この記事でシアトルにちょこっとでも興味がわいて、旅行してみたいなと思われたら、
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♦記事執筆者：シュローダー 彩（HP：http://ayaschroeder.wixsite.com/ayacafeseattle）
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