-夏のワシントン州「がらがら蛇」山と湖でハイキング!この山にまつわる不気味な伝説も...後編-
-夏のワシントン州「がらがら蛇」山と湖でハイキング!この山にまつわる不気味な伝説も...後編-
皆さんこんにちは!
シアトル特派員のシュローダー 彩です。
せっかくならこの季節、どこに行くにも絶景に恵まれる
ワシントン州ならではの夏らしいアクティビティに挑戦してみよう!
ということで、今日は主人と私のお友達、
生まれも育ちもワシントンの生粋のワシントン人・キャサリンさんを筆頭に、
キャサリンさんの旦那様のダレルさんと私たち夫婦4人で一緒にハイキングに行ってきた先週末のお話の後編です。
(前回の記事はこちらからどうぞ!)
さて、一瞬でマップを理解し現在地と目的地を把握したキャサリンさんをリーダーについていくと、
目の前に美しい湖が。これがあの不気味な噂の「Rattle snake湖」だそうですが、
たくさんの人が泳いだりバーベキューしたり、水際を散歩していたり...と、
全く噂のおどろおどろしい湖のようには見えません。
その向こうに見える、山頂に岩肌が露わになった勇ましい山が今回初挑戦するRattle snake山のようです。
キャサリンさんと地図を頼りに、湖を超えたあたりからスタートするというハイキングの登山道の入り口へと向かいます。
初心者向けと謳われていることもあり、予想以上にたくさんの人々で賑わっていたトレイルでは、
道が細く狭い箇所ではちょっと寿司詰め状態になったりもして、
キャサリンさんも今までで一番混雑しているトレイル、と苦笑いしていました。
例のちょっぴり背筋の凍るような噂を聞いていた私にとってしてみれば、
普段は人混みが苦手なのに今回は願ったり叶ったり(?)
時折同じ噂を囁くグループや、摘み取ったベリーでアイスクリームを作ろう!なんて話す子供たちなど、
にぎやかで楽しい登山になりました。
片道約2マイル(3.2キロ)、往復で約4マイル(6.4キロ)という道なりで、
一見簡単そうな内容ですが、傾斜というよりも問題は
細い登山道にいきなり岩肌がボコッと頭を出していたりするところ。
頂上に着くまで足元を常に注意してみていないと、
転んだりつまずいたりしてしまう危険があるので景色を眺めながら悠々、と歩くことはできません。
何人かの子供達が怪我をして泣いてしまっていたり、
大人達も尻もちを着いて土埃(つちぼこり)だらけの人がちらほら見られました。
景色を見るなら、少し開けたところまで待って立ち止まる必要があります。
それかだいたい1時間30分もあれば登りきることのできるこのトレイルを、ひたすら登って、
頂上まで登りきって最高の景色を見届けるまで他の一切の景色はお預け!というのもありかもしれません。
頂上の景色はダウンタウンにはないワシントンの美しさを称える絶景ですから、その価値は大いにあると思いますよ。
海ではなく、湖、それもエメラルド色をしたこんな美しい湖が目の前に、
深い緑の山々とぽつんと浮かんだ雲ひとつ、濃く真っ青な青から涼やかな白みを帯びた青まで、
すぅーとグラデーションする青空が重なるのを見たとき、
「あお」という漢字をひとつではなく多くの字と意味で区別し、表現したくなった先人達の気持ちがわかりました。
山頂のいただきから覗き込んだRattle snake湖には恐ろしい噂の影も形もなく、
その噂を思い出すことすら、あまりのこの景色の美しさにしばらく忘れていたくらいです。
【 Rattle snake Ledge】
所在地:Snoqualmie Region - North Bend Area
トレイルの距離:4.0miles(6.4km), roundtrip
Rattlesnake Mountainの標高:3,527ft(1,060m)
アクセス:シアトルからは車でI-90を東へ進み、436th Avenue SEの32番出口を出て、右折してください。
Cedar Falls Road SEを約4マイルほど進むと目的地のRattlesnake Lake parkingエリアに到着します。
備考:Iron Horse State Parkの駐車場ではDiscover Passが必要になります。
許可証:permit不要
是非、今年の夏はシアトルでマイナスイオンたっぷりの、
目も心も癒される大自然のプチトリップ、味わってみませんか?
それでは次回も、アメリカ・シアトルの情報を、 在住者の目線を通してお伝えしていきたいと思います!
お楽しみに!
もし、この記事でシアトルにちょこっとでも興味がわいて、旅行してみたいなと思われたら、
「地球の歩き方」で様々なシアトル旅行プランを案内していますので、ぜひ一度覗いてみてはいかがでしょうか?
♦記事執筆者:シュローダー 彩(HP:http://ayaschroeder.wixsite.com/ayacafeseattle)
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