満月に1年の健康を祈る‘デポルム’ その2

公開日 : 1998年02月13日
最終更新 :

そのお正月から数えて15日目に‘デポルム’という行事があります。日本でいえば小正月に当たり、地方によっては‘どんど焼き’に似た火の祭もあるそうです。今年は去る2月11日が満月の‘デポルム’でした。前日には五穀の入ったご飯と、9種類のナムルを食べるのが習わし。ビビンバのようにご飯と混ぜて食べるのもおいしいけれど、旬の山菜とよく天日に干し保存してあったナスやズッキーニなどのナムルの味は格別。都市のスーパーでは‘デポルム用五穀飯とナムルセット’なるものまで登場し、レトルトご飯も今年から‘一人用五穀飯’が新発売されました。そして真ん丸のお月様が顔を見せる頃、落花生、クルミ、栗など殻付きの実を割って食べながら願い事を祈ります。コンビニではサラリーマン風の男性がかわいく包装された落花生を買って帰る姿があったりして思わず見てしまいました。リストラの波が押し寄せる中、満月に何を祈るのでしょうか。この‘デポルム’が過ぎるといよいよ新しい年が本調子で始まるといった感じです。皆様遅ればせながら、セへポッマーニパドゥセヨ!

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米、もち米、ひえ、あわ、きびの五穀が入った‘オゴッパッ’

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